トッテナム・ホットスパーの監督は、選手たちやスタッフ全員に試合の戦い方に関する自身の哲学を浸透させるプロセスについて語った。
football.london/Alasdair Gold
アンジ・ポステコグルーは、トッテナム・ホットスパーのチーム戦力の大多数が自分の哲学に対する真の信念をまだ示していないと考えている。
このオーストラリア人が在籍したすべてのクラブで、選手たちが彼のやり方を完全に受け入れ、その後チームがタイトルを勝ち取り続けている。スパーズは木曜日にチェルシーとアウェイで対戦するが、前回のホームでの対戦では、ピッチに9人しかいないにも関わらず選手たちがハイラインで相手に果敢に挑んだことでヘッドコーチはそのプロセスを激励された。
「そうだね。それはフェアな振り返りだと思うが、私にとって常に疑問なのは『選手たちは私がやれと言っているからやっているのか、それとも彼らが私のやり方を心底信じているからやっているのか?』ということだ」
「そして、それは常に経験してきたプロセスなんだ。最初は避けられないが、そのほとんどは選手たちにそうするよう指示することで実践できている。したがって、少なくとも私は影響を与えており、少なくとも選手たちは耳を傾けているんだ。それでチェックボックの1つにチェックが入ることになる」
「だが、それが本当に進化するためには、まず選手たちがその戦い方を信じることであり、これまでも選手たちがそれに向かって成長していくのを見てきたが、今の我々はまだそこには至っていない。私はあの試合が終わったときに『OK、こんな戦い方をしたのだから、選手たちもスタッフも間違いなく全員が信じたのだろう』と思ったよ」
「だが、一歩下がって考えるのは、『私は選手たちにこれをするように言ったのか、それともこれが我々の進むべき道であるという本当の信念が選手たちにあるのか?』ということだ。それは私が常に敏感に感じ取ろうとしていることなんだ。選手たちは素晴らしいよ。私の話を聞いてくれているが、常にこのようにプレーするのは難しい。ただつま先を浸すだけではなく、全身全霊を尽くさなければならない。私はそれに向かう成長を見てきたが、選手たちは成長しているが、まだ先は長いよ」
では、トッテナムの選手たちは真の『ポステコグルー信者(Postecoglou believer)』まであとどのくらいの距離があるのだろうか?
「選手たちはそれぞれ異なる段階にいると思う。怪我や調子を落としたりで、みんなそれぞれの課題を経験しているし、そういったすべてのことが選手に疑念を抱かせるんだ」
「しかし、私の経験では、真の信念は、チームとスタッフの大部分が、私が関与していなかったとしても同じようにプレーできるようになったときに生まれるんだ。まだ大部分の選手はそこまでには至ってないと思うよ」