アンジ・ポステコグルーを迎え入れたトッテナム・ホットスパー・スタジアムでは、現有戦力の見極めと補強すべき戦力のスカウトに奔走する忙しい夏となりそうだ。
football.london/Lee Wilmot
アンジ・ポステコグルーが4年契約でトッテナムの新しいヘッドコーチに就任したことで、2023-24シーズンのプレミアリーグに向けて、早速クラブの夏の移籍ビジネスに注目が集まっている。
2022-23シーズンのリリーホワイツはプレミアリーグで8位と低迷し、3つのカップ戦のすべてで望んだよりも早く敗退してしまった。クラブは大幅なチーム戦力のリビルド(再建)を求められ、ポステコグルーはそれを牽引する役割を任されている。
キャプテンのウーゴ・ロリスは、この夏の退団を希望しているようだ。また、契約期間が1年しか残っていないハリー・ケインの将来についても、さまざまな憶測が飛び交うことになるだろう。マンチェスター・ユナイテッドとレアル・マドリードが、スパーズのエース・ストライカーの獲得に乗り出しているが、放出となれば大きな損失となるであろう。
しかし、このオーストラリア人が指揮を執るようになった今、スパーズの選手たちにはどんな未来が待っているのだろうか?football.londonは、ポステコグルーが退団を惜しむであろう選手たちを選んでみた。
ゴールキーパー
ロリスの退団が決定し、その後任であったフレイザー・フォースターも今シーズン中にほとんど活躍できなかったため、ポステコグルーはこのポジションに大きな変化をもたらすことになりそうだ。ブランドン・オースティンとアルフィー・ホワイトマンはもちろんまだ選択肢に入るが、スパーズは新しい背番号1と、ポステコグルーがフォースターをどう評価するかによっては新しい控えゴールキーパーの獲得に動くと予想される。
ディフェンダー
ディフェンダーの中で、まずクリスティアン・ロメロについて語るべきであろう。ワールドカップを制覇したロメロは間違いなく才能のある選手だが、ポステコグルーはその軽率な一面を改善することに熱心になるはずだ。このアルゼンチン人の能力を最大限に引き出すことができれば、リーグ屈指のディフェンダーになる可能性がある。
その他の選手では、エメルソン・ロイヤルがそのレベルで適応し、向上するために必要なものを示しており、トップチームの大きな一員となる能力を備えている。ペドロ・ポロもそうだが、昨シーズン、スポルティングCPから加入したばかりの彼は、もっと前のポジションを任される可能性さえある。
デスティニー・ウドギは、前所属のウディネーゼから1年間のローン移籍を経てチーム戦力に加わり、スカッド・プレーヤーとしての安定会を誇るベン・デイヴィスはポステコグルーが信頼を置く戦力になりそうだ。