Evening Standard/Dan Kilpatrick
アンジ・ポステコグルーを監督として迎え入れたトッテナムは、ライアン・メイソンにのコーチング・スタッフの一員としての役割をオファーする予定だが、すでに2度暫定監督を務めた彼は、他クラブで監督の仕事を探す可能性がある。
スパーズはアントニオ・コンテの後任として4年契約でこのオーストラリア人を指名したが、まだポステコグルーのコーチング・スタッフについては選考の最終段階にある。
ポステコグルーは一人で新天地に向かうことが多いが、今回はセルティックで彼の右腕としての役割を務めたジョン・ケネディをノースロンドンに呼び寄せたいようだ。
メイソンは、昨シーズンのリーグ戦の最後の6試合を暫定監督として担当し、そこでスパーズの正式監督の座へのあこがれを明かし、その役割を果たす「準備ができている」と繰り返し主張していた。
31歳のメイソンは、自分の将来を決める前にダニエル・レヴィ会長と話し合う予定だ。すでに、少なくともチャンピオンシップの2クラブとヨーロッパの2クラブからの真剣な関心が寄せられている。
スパーズはメイソンをここで失うことを避けたい意向で、ポステコグルーとの話し合いの後、彼にコーチング・スタッフとしての役割を与えるようだ。しかし、元イングランド代表のミッドフィルダーが他クラブでの初挑戦に向かう可能性もあるだろう。
メイソンは、コンテの後任として暫定監督を努めたコンテの元アシスタントであるクリスティアン・ステリーニのもとでスパーズがニューカッスルで6-1の屈辱的な敗戦を喫した後に暫定監督に就任し、6試合で2勝1分3敗の記録を残した。
これら結果は、スパーズが欧州の舞台に立つには十分ではなかったが、メイソンは何人かの選手たちから支持を得ていた。また、ジョゼ・モウリーニョの解任に伴い、2020-21シーズンの残り7試合の暫定指揮も執っていた。