リシャルリソンが30歳のソンがカタールでの大会に出場するための苦労について記したのは、大会の直前に顔面を負傷し、それを乗り越えてプレーするソンのことよく知っているからであろう。
11月1日のマルセイユ戦で負傷したソンは、それから眼窩(がんか)骨折の手術を受け、スパーズで3試合を欠場した。
ワールドカップでは韓国代表の全試合に保護用のフェイスマスクを着用してプレーしたが、顔に衝撃が加わるとさらなる負傷悪化の危険性があったであろう。
スパーズのチームメイトであるリシャルリソンは、グループGの初戦となったセルビア戦で、アクロバティックな大会のベスト・ゴールの候補となるシュートを決める活躍を見せた。
このストライカーは、ボックス内でゴールに背を向けてボールを受けると、ファーストタッチで空中にボールを浮かし、振り向きざまに強烈なボレーを放ち、ブラジルのリードを2ゴールとした。その試合の先制ゴールもリシャルリソンが決めており、初戦でいきなり2ゴールを叩き出したのだ。
火曜日に韓国に快勝したブラジルは準々決勝に進み、次に金曜日にクロアチアと対戦することになった。
クロアチアは、火曜日の勝利のために、よりハードな戦いをしている。前田大然のゴールで前半にリードした日本を相手に試合の立て直しを強いられたのだ。
しかし、スパーズのもう一人のスター、イヴァン・ペリシッチが同点ゴールを決め、キーパーのドミニク・リヴァコヴィッチの見事なセーブでPK戦を制し、勝ち進んでいる。

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