ハリー・ケイン:僕らは後半こそより屈強に戦えるチームなんだ

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前半、スパーズはなかなかチャンスを作れず、最初のチャンスはアディショナル・タイムの7分にケインのボックス外から放ったシュートで、元トッテナムのゴールキーパー、パウ・ロペスがセーブした。前半の低調な試合内容から一転、後半に調子を上げてきたのは、今シーズンのスパーズの特徴だろう。

「アウェイの試合は、引き分けで勝ち抜けられるとわかっていても、厳しい雰囲気の中で戦うのは常に難しいんだ。10分で2-0にされて、そこから窮地に立たされる可能性があるからね」

「引く時とプレスに行く時とでバランスを見つけなければいけないんだよ。今のところは、ただ下がって、深く座りすぎていると思うね」

「後半はマンツーマンにして、もう少しリスクをとったんだ。引いた時はもう少し忍耐強くなって、深いブロックから抜け出し、プレスをかけられるようにする必要があると思う。それが僕らがやろうとしていることだけど、まだ十分に実践できていないんだよ。これから数日間、いつものように試合を分析し、どこを改善できるかを見極め、次の試合につなげたいね」

トッテナムの高いフィットネス・レベルは、他のチームが疲弊していく中で巻き返す力があることを意味し、それはホイヴィアが後半の終了間際にピッチを駆け上がって勝ち越しゴールをあげたことで完璧に証明されている。

「フィットネスの面では本当に強いチームになってるので、後半はいつでも屈強になれると思ってる。あの状況になったからといって、あまりパニックになることはないんだ。ニューカッスル戦では、すぐに2失点してしまったことが痛手となったけど、そこから学べたと思う。だから、今日は失点しても、ハーフタイムで仕切り直して、またすぐに失点しないようにしようとしたんだ」

「それでクレム(クレマン・ラングレ)が大事な場面でいいヘディング・シュートを決めてくれた。その後は、試合がオープンな展開になったね。相手はグループ突破を目指して前に出てきたから、僕らはそれを利用して何度かのチャンスでもっとうまくやるべきだったかもしれない。でももう関係ないよ」

マルセイユのファンがスパーズが宿泊するホテルの外で花火を打ち上げたため、スパーズの選手たちは試合前に睡眠を妨害されたが、それも過去の事例から覚悟していたことだったようだ。

「それも覚悟の上だったよ。花火が上がるかもしれないとは聞いていたし、予想はしていたね。最初の1回目は目が覚めたけど、2回目は幸いにもすぐに眠れたよ」

「相手チームのファンは素晴らしいから特別な雰囲気になることは分かっていたし、スタンドの1つが閉鎖された状態でもそれは変わらなかったね」

「チームの勝利のために全力を尽くしてくれている。本当にタフな場所に来て、敵対的な雰囲気の中で選手やスタッフの間で何かを見つけなければならなかったし、あの環境でなんとか戦わなければいけなかったんだ」

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