回復した後でもまだ彼の膝は数ヶ月間に渡って痛みを伴っており、コンテは繰り返し公の場で、最近では先週月曜日に、「昨シーズンのドハティの状態にはない」と語っていた。
アメックス・スタジアムでの約半年ぶりの先発は、イタリア人のその発言が間違っていることを証明するチャンスとなった。確かに試合序盤のボール・タッチは冴えなかったが、彼の動きは素晴らしく、常に右サイドから攻撃を展開することができた。
また、90分間プレーしたことはドハティにとって大きな自信となり、終盤にはコンテの信頼を勝ち取るために必要不可欠なプレーを見せた。
ブライトンはレアンドロ・トロサールがスパーズのボックス内でスペースを作り、8ヤードの距離からこのベルギー人が決定的なシュートを放つように見えた。しかし、ドハティは試合終盤の疲労をものともせず、完璧なタックルを見せてパスをカットし、このシュートを未然に防いだのだ。
そのプレーの後、エリック・ダイアーが駆け寄り、このアイルランド人を両腕で強く抱きしめるほど、重要な場面での好タックルだった。
エメルソンはフランクフルト戦で復帰する可能性が高いが、ドハティはプレー時間が増えるにつれて、よりシャープになっていることをコンテに示すのに十分なプレーをしたし、次のプレミアリーグの2試合、エバートン戦とマンチェスター・ユナイテッド戦で先発することを望んでいるだろう。
このアイルランド人が、昨シーズンの自身の立場である「コンテのファースト・チョイス」に戻るための時間を確保することは重要だ。イタリア人指揮官のシステム全体が、この選手にかかっているのかもしれない。
