レスター戦でアントニオ・コンテの繰り出したゲームチェンジャーによってソンとトッテナムはさらなる飛躍を遂げるかもしれない

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Football London/Rob Guest

トッテナムはスポルティングCPでの敗北から立ち直り、土曜日の夜、ノースロンドンでレスター・シティに6-2で勝利した。

アントニオ・コンテは、土曜日の夜に行われたレスター・シティ戦において、二度と見たくないであろう今のトッテナムの一面を見た。後半4度の攻撃で6-2の勝利を収めたが、両チームが作り出したチャンスの数からすると、8ゴール以上のゴールが生まれていたかもしれない。

ユーリ・ティールマンスのPKでの先制ゴールを、ハリー・ケインとエリック・ダイアーのゴールでいっきにひっくり返す。そこからいっきに勢いに乗るかと思われたが、そこからもスパーズは非常にずさんで、ポゼッションに不注意だったため、何度もレスターにチャンスを与えてしまった。

レスターは、ヴォウト・ファエスのパスを受けたパトソン・ダカがシュートを放つなど、中盤を簡単に突破する場面もあり、またボックス内のスペースにいたジェームズ・マディソンが見事なあの同点弾の後に、すぐにキーパーにセーブされる場面を作るなど、勝ち越してもおかしくない状況だった。一方で、ウィルフレッド・ディディがロドリゴ・ベンタンクールに危険な位置でボールを奪われて、これが勝ち越しゴールに繋がるなどお粗末なプレーがあり、スパーズにとって大きなプレゼントとなった。

しかし、中盤に1人多いレスターはそのエリアで数的優位に立つことができ、スパーズのバックラインに大きな問題を引き起こしていた。右サイドからのクロスに合わせたダカのヘディング・シュートで再び同点に追いつかれそうになったが、これをロリスが阻止し、コンテは後半20分にイブ・ビスマを投入する決断を下した。

デヤン・クルゼフスキに代えてこの夏に獲得したイヴ・ビスマを投入し、3人の中盤に切り替えると、スパーズはもはや中盤で圧倒されることはなく、試合をしっかりと支配することができるようになった。ベンタンクールの好プレーでパスを繋ぐとこれを受けたソン・フンミンがゴールを決め、今シーズンのゴール欠乏症に終止符を打った。

さらに、ケインからのパスを受けた韓国人アタッカーが、左足で遠目からカーブをかけてゴールに流し込み、スタジアムの絶叫が続く。その2分後、ピエール・エミール・ホイヴィアが中盤に空いた穴を突いて前進してお膳立てし、ソンがハットトリックを達成した。スパーズ・ファンの中には、火曜日の夜に行われたスポルティングCP戦での苦戦を受け、中盤に一人増やすことを要求する声もあった。レスター戦の最後の20分でのフォーメーションの切り替えに成功したが、この形は今後数ヶ月間で何度か目にすることになりそうだ。

試合後、SkySportsのインタビューに応じたコンテは、ベンチからピッチに入ったソンのインパクトと、ビスマによる戦術的変更について次のように語った。

「ソンほどの選手がベンチにいれば一瞬で試合を変えられるということだよ。また、今日の守備陣のローテーションに加えて、中盤でビスマが入ったことで我々に強さとエネルギーを与えてくれた。これは我々にとって進むべき道だと思うよ」

「ビスマを投入することを決めて3人のミッドフィルダーを並べ、ケインの近くにソニーを移動させてスペースを突くことにしたことで、よりバランスが取れてケインとソンの能力を引き出せたので本当に良かったよ」

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