ジェド・スペンスにチャンスを、アーセナル戦で存在感を – アントニオ・コンテとトッテナムが13連戦で必要になる5つのタスク

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ローテーションの本格導入

コンテは常にチームをローテーションさせることを口にしてきたが、まだその必要性は全くなかった。しかし、ここからの連戦では、3〜4日おきの試合でメンバーを入れ替えるしかない。

先日、コンテは次のように語っていた。

「私は自分の仕事、クラブ、そして選手たちの幸せを守ろうとしているんだ。次の13試合では、確実にローテーションを組み、その時々で正しいと思う方法でローテーションを組んでいくよ」

「もし私がミスをしたとして、するかわからないが、それでも私が下す決断は常に正直な決断なんだ。なぜなら、私は勝ちたいし、選手たちを最高のフィジカル・コンディションにして、チームの最高のパフォーマンスを発揮させたいからだ」

「インターナショナル・ブレイクが終わり、13試合の連戦が始まれば、必ずローテーションを組むことになる。ただ、選手たちにお願いしたいのは、ローテーションを組んだときに、レベルを落とさないようにすることだ。我々は常に強いチームでありたいと思っているからね」

コンテはすでに、イヴ・ビスマ、オリヴァー・スキップ、マット・ドハティがこのインターナショナル・ブレイク中に代表チームでプレー時間を確保した後から、「(戦力として)頼ることになる」と語っているが、今後数週間でより多くの選手を信頼しなければならず、ケインが負傷しないよう温存することも考えなければならない。

ジェド・スペンスにチャンスを

コンテが、この試合中に頼らなければならないであろう選手の一人は、今のところ序列が落とされてしまっている。

エメルソン・ロイヤルの攻撃面でのクオリティの限界は、コンテだけでなく誰もが目の当たりにしているようだ。トッテナム・ファンは、昨シーズンのローン先であるノッティンガム・フォレストでの印象的なパフォーマンスを披露したジェド・スペンスのポテンシャルに大いに期待している。22歳のスペンスは、今週、U-21イングランド代表として臨んだイタリア戦でダイナミックなプレーを見せ、その能力を知らしめていた。

コンテは、スペンスが自分の指示した補強ではなく、クラブが主導した補強であること、そしてこの若きウイングバックがチャンピオンシップからプレミアリーグへと舞台を変えるためには、多くの適応をしなければならないことがあることを、これまでもはっきりと公言している。

フォレストとのカラバオ・カップでの対戦は、スペンスが出場機会を得るための最高のチャンスかもしれないが、もしエメルソンやドハティが負傷した場合、彼はいつでもチャンスでも掴めるように準備しなければならないし、コンテにしてみれば丸い穴に角材を打ち込む入れるような衝動を抑えなければならないのである。スペンスは、コンテのウイングバックに最適であることを証明して信頼を得れば、彼のチーム構想に入っていくことができるだろう。

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