アントニオ・コンテのマスタープランには無かった新たなパートナーシップを発見

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Football London/Rob Guest

トッテナムにとってこの夏の最後のプレシーズン・マッチとなったイスラエルでのローマ戦は、1-0で敗北に終わった。

トッテナムのプレシーズン・マッチは敗北に終わったが、アントニオ・コンテは自信満々で新シーズンに臨むことだろう。イスラエルで行われたローマとの親善試合に、それまでの3試合に無敗で臨んだが、ジョゼ・モウリーニョが率いるローマが1-0で勝利を収めた。

ロジェール・イバニェスはコーナーから力強くヘディングでこの試合で唯一のゴールを決め、そのシュートに対してウーゴ・ロリスが無力だった。トッテナムにもチャンスはあったが、相手ゴールキーパーのルイ・パトリシオがゴールマウスで大きな仕事をすることはなかった。

前半、ハリー・ケインのゴールがアシストしたデヤン・クルゼフスキのオフサイドにより無効となり、イヴァン・ペリシッチにも決定的なシュートがあった。さらに前半残り5分のところで、トッテナムの背番号10が至近距離からヘディングでゴールを狙った。サミー・オフェル・スタジアムはとても暖かいナイトゲームは、リリーホワイツにとってはうまくいかない試合であった。

後半、クリスティアン・ロメロに訪れたあるチャンスは、新シーズンで起こりうる展開を垣間見せるものであった。このアルゼンチン人が敵陣エリア内に飛び込んでいくことに驚きはなく、デビュー・シーズンとなった昨シーズンも同様の動きはよく見られた。しかし、大きな驚きは、逆サイドのクレマン・ラングレが、3バックの左の位置から前方に飛び出したことだった。

後半にダビンソン・サンチェスの代わりに投入されたこのフランス人は、ボールを持つとボックスに向かって走り、左足で見事なクロスを送り込み、ロメロが力強くそれに頭で合わせた。ロメロのヘディングシュートは、わずかに枠の上に外れてしまった。

コンテのシステムでは、センターバックではなく、ウイングバックがファイナルサードでアタッカーたちとコンビネーションを発揮するオフェンシブな選手として知られてきた。2月の終わりには、ライアン・セセニョンとマット・ドハティがこのシステムで完璧な連携を見せ、エランド・ロードでのリーズ・ユナイテッド戦でゴールを挙げたのがその好例だった。

3-4-3のセットアップの重要な役割を担うウィングバックには、逆サイドからゴール前にクロスを入れる時に、もう片方のサイドの選手がゴール前に飛び込むことをコンテは要求している。チェルシー時代、ヴィクター・モーゼスとマルコス・アロンソはまさにそれを実践し、2人は2016/17シーズンのプレミアリーグ制覇において大きな役割を果たした。

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