アンジ・ポステコグルー:ルートン・タウン戦を控えての記者会見

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先週の試合のVAR担当だったダレン・イングランドが、今後、リバプールの試合に担当しなくなるのではないかという噂がありますが、それは公平でしょうか?

分からないし、決まっているかどうかも分からないよ。もし彼らがそのように進んでいたら私は驚くね。あれは重大な間違いだったが、その間違いを犯したのは人間なんだ。あまり行き過ぎたものは必要ないと思うよ。

誰もが、起こったことを二度と起こさないようにしたいだけなんだよ。音声を聞くとき、私はこれらのことの専門家ではないが、それは別のことで、監督や選手にこの競技のルールについて尋ねちゃだめなんだよ。

我々はそのルールの半分も知らないんだ。審判は知っている。もし審判が試合の戦術についてコメントしたら、我々指導者は全員がずっこけてしまうだろうし、だから我々はルールについてコメントすべきではないんだ。

いつか我々は彼ら審判の立場を尊重できるようにならなければならない。私はこれまで判定に対して文句を言わなかったわけではないし、今後も言ってしまうことがあるだろうが、誤って下された判定の可能性があるとしても、それは我々のフットボールの一部だ。

完璧であるはずがないんだよ。監督や選手が間違いを犯すのと同じように、審判も時として間違いを犯すだろうし、あの『チェック完了(check complete)』という音声を聞いた私からすると、誰かがその言葉でやりとりを終わらせるのが良い方法だと考えたわけで、これまでうまく機能してきたんだろう。

『リバプールのゴール』と言うのが論理的だと思うが、この意見も実際にどのようにルールが設定されているかを知らない無知なままそう言っているだけなんだよ。今回の音声を聞いたあとなら、あの重要な状況で明確な決断を伝えるもっと良い方法があるのではないかと誰もが思うだろう。間違いを犯した個人を責めるのではなく、対処すべきはその手順の改善であることを願うよ。そんなこと(個人を責めること)をしても、それこそこの競技への怠慢だと思うね。

そんなことをするのは、たとえば私が選手がミスをしたからといって選手を干すのと同じなんだよ。私の役割は『もう二度とプレーさせない』とは言うのではなく、その選手が上達するように指導して手助けすることだよ。

マダーズ
マダーズ

「ミスのスポーツ」であるフットボール選手を指導する立場にある「監督」が、審判のミスをどのように受け止めるべきかを教え諭すようなポステコグルーの高い言語化能力に感銘ですね。

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