これからまだ移籍マーケットの期限までにその動きが起こる可能性はあるが、それはすべてデパウルの動向にかかっている。先週末のプレミアリーグのホーム初試合に先立って、ポステコグルーはメディアに対して、この先はまず放出が無ければ補強に動けないことを明かした。
「それはそうかもしれないが、あなたには分からないだけだよ。今回の移籍マーケットは実に面白い展開だね。傍から見てると、有名どころの選手の動きは実に活発だが、それを除けばほとんど動きが起こっていないんだ」
「私は移籍に関するメッセージを送ることをためらってるんだ。なぜなら、実際のところ退団する選手の状況について私は関与しておらず、状況を詳しく把握できていないからだ」
「もちろん、全体的な動向として何が起こっているのかは承知している。現時点ではチーム戦力が大きすぎるので、我々はそれを削減する必要があるからだ。しかし、個別の詳細についてどうなるかは、私には分からないよ」
前監督のアントニオ・コンテは、自身のチーム構想に誰が入っていて誰が入っていないのかをはっきりと公言していたが、ポステコグルーはそう遠くない将来に予期せぬ選手が必要となる可能性があるため、前任者のような言動がうまくいくとは考えていない。
「柔軟でなければならないね。私はアントニオ（コンテ）のことを代弁するつもりはないが、フットボールには非常に多くの変動要因があるので、白か黒かということはないと思うよ」
「現実には、ある選手が退団しないかもしれないし、その選手がチーム戦力の一員に加わり、必要になってくるかもしれない。一人の選手を除け者するつもりはないのは、その選手が必要なりうるからだよ」
「皆さんは補強してほしい思うかもしれないが、それは実現しないんだ。だからと言って、我々が目指す目標を達成できないということではないよ。我々はダニエル（レヴィ）やフットボール部門の皆と常に対話しているが、いろんな状況が変動しているんだ。移籍マーケットの終わるときに、やりたいことの大部分を成し遂げたいと思っているよ」
サウジアラビアへの移籍に関する憶測が飛び交う中、デパウルはアトレティコに残留する見通しとなっており、ホイヴィアの将来には疑問符が依然として残っている。ポステコグルーとトッテナムはノースロンドンの将来を画策する上で、遅かれ早かれこの問題に対処したいと考えているだろう。
