ピエール・エミール・ホイヴィアのアトレティコ・マドリード行きがどうなるか次第で、トッテナムは移籍マーケットの残り期間での動きに影響しそうだ。
football.london/Rob Guest
夏の移籍マーケットの最後の10日間で、ピエール・エミール・ホイヴィアが来月以降どこでフットボールをしているかが決まる。2020年9月にサウサンプトンからスパーズに加入し、それから常に先発メンバーに居座ったデンマーク代表ミッドフィルダーは、今シーズンに入ってからの2試合のキックオフをベンチで見届けることになった。
先週末、勝利したマンチェスター・ユナイテッド戦の最後の14分間にプレーしたホイヴィアは、ボール巧みにさばき、守備面で役割を果たしてユナイテッドを手こずらせるなど、確実なパフォーマンスでスパーズ貢献した。しかし、特にイヴ・ビスマがアンジ・ポステコグルーのもとで背番号6の役割を見事に果たしていることから、今後のスパーズでホイヴィアがどのような役割でプレー時間を増やすことができるかを見極めるのは難しい状況だ。
夏の初めに移籍マーケットがオープンして以来、ホイヴィアにはアトレティコ・マドリードへの移籍が噂されてきたが、そうした絶え間なく続く報道にも関わらず、依然としてトッテナムの選手であり続けている。この夏にチビタス・メトロポリタン・スタジアムへの移籍が実現させるためには、9月1日(金英国時間午後11時の移籍マーケットの期限が刻一刻と迫っているため、アトレティはかなり迅速に交渉を進める必要があるだろう。
このスペインのクラブがホイヴィアの獲得を完了できていない理由として財政面の問題が挙げられており、獲得するためにはその資金を捻出する必要があると伝えられている。ここ数日議論されてきたアトレティで起こる可能性がある退団の一つは、ワールドカップを制したアルゼンチン代表ミッドフィルダーのロドリゴ・デパウルのサウジアラビアのアル・アハリへの移籍だ。
アトレティはこの移籍で3200万ユーロ(約2700万ポンド)を受け取ることになっており、この資金がホイヴィアの獲得に充てられる可能性がある。しかし、月曜日の夜、アルゼンチンのメディアであるTyC SportsのGaston Edulがデパウルがサウジアラビアへの移籍を否定し、アトレティに残ることになったと報じた。
デパウルがスペインに留まることが、ホイヴィアの長期的な将来にとって何を意味するのかは、まだ分からない。デパウルのアル・アハリへの移籍が口火を切って、ホイヴィアがスペインに、そしてポステコグルーがその代役の補強に動くという筋書きがあったはずだ。