アンジ・ポステコグルー:ボーンマス戦を控えての記者会見2

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「プレーの流れを振り返ると、彼はその重要な役割を果たしていたんだ。ボールを保持し、ワイドにプレーし、ボックス内で存在感を示していたが、何度か運が悪かったと思った場面はあったね。クロスバーを超えたり、数回のスクランブルがあったり、また別の日であればそれが彼の前に落ちてゴールを決めたかもしれない」

「それは我々チームの調子と同じだよ。我々の調子を見て『なんてことだ、今季は信じられないことになるだろう』とは思わないよ。まだ2試合だが、その2試合では本当にポジティブなことがいくつかあって、 まだまだ道のりは長いと思わせるものもたくさんあった。周りの人が感情的になる理由はわかるよ」

「フットボールは感情的な競技だが、私の観点からはそうは見えないんだ。先週、結果を出すためにチームとして強く結束し、リッチーはそのチームの中で重要な役割を果たしたと思うよ」

「もし彼が20試合ノーゴールを続けていたら、確かに話さないといけないよ!でも2試合は早すぎだ!その議論も一理あるだろうが、たいていその裏には理由があるんだよ」

「もしリッチーが他のプレミアリーグのチームでプレーし、エバートンでプレーしてた時のように昨シーズンに10~15ゴールを決めていたら、周りからはなぜリシャルリソンと契約しないのかと言うだろう? 彼は実績のあるプレミアリーグの選手だが、今はこのチームにいる。昨シーズンのレンズを通してではなく、私は今のレンズを通して見ているだけなんだ」

「シーズンが始まって2試合が経ち、我々が良い結果を得るために必要なフットボールが展開できてない時に彼が助けてくれた。これからもそれが続くことを願っているよ。もちろん、それ(ゴールの有無)も意味があるが、 現時点ではそのような批判には程遠い状況だよ」

では、世界最高のストライカーの放出によって失われたチームのゴールの一部を補うことが期待されるリシャルリソンの背負うプレッシャーで、本人はどのような心境にあるのだろうか?

「分からないね。私が見ているのは彼の行動、トレーニングやプレーの様子だけだ。彼は問題なく対処していると思う。そこにそんなに大きな重荷があるとは思っていない」

「最終的に、このフットボールクラブは変わる必要があった。変化は、異なる結果を引き起こす唯一の方法だ。それがより良い結果ではない場合もあるし、より悪い結果になる可能性もあるが、変化は必要だよ」

「ハリーが新たな挑戦に向けて出発したという事実を、クラブの全員が理解しなければならないと思う。彼は向こうで素晴らしい成績を収めると確信している。我々には今、自分たち自身の挑戦がある。 もうここには存在せず、クラブには影響のない選手と自分を比較することに何か意味があるとは思わないよ」

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