アンジ・ポステコグルー:ボーンマス戦を控えての記者会見2

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ポステコグルーは、これまでに監督として世界中のクラブで働いてきた実績があり、さまざまな大陸のすべてのチームで同様に見られた共通点は、チームと自分の将来に影響を与える決定を下す人物と良好な関係を築くことが重要だということだ。ポステコグルー自身の言葉によれば、彼はしばしば自分の思いどおりに物事を進められることが多いようだ。

「これまでどこで働いてきたとしても、どのクラブで働いていたとしても、自分の仕事のやり方と、成功を収めるためにどのように物事を設定するかを明確にしようと努めてきた。私はあらゆる種類の経営モデルのもとで働いてきたが、すべてが異なる環境だったよ」

「その中での私の役割は、意思決定を行う人物と良好な関係を持つことだ。なぜなら、私はこれを単独で行うことはできず、全員が参加する必要があるからだ。特に大きな方向転換があったとき、そして私がどこへ行っても、 それはよくあることだが、クラブの全員が参加しなければうまくいかないんだよ」

「だから、我々の仕事のやり方について、そういった重要人物が我々が目指している方向性を受け入れてくれたことを本当にうれしく思っている。これまで一緒に働いたことのない新しいスタッフを連れてくると、クラブ内で心配されることがある。このクラブを運営している人たちは私がその方向に進むことを喜んでくれたので、私にとっても彼らは求めている人たちなんだよ」

「それは単にお金の裏付け(補強資金のサポート)があるということではない。仕事のやり方の問題だ。与えられたる権限であり、私のこれまでのキャリアを知っている人は、私が何かをやりたいと思ったら、たいていそれをやり遂げるだろうということを知っているんだ」

土曜日のユナイテッド戦でスパーズは17本のシュートを放ったが、リシャルリソンからは1本もなかった。リシャルリソンはクラブの歴代最多ゴール数を誇るケインの後任としてセンターフォワードの役割を任されている。このブラジル人ストライカーが試合中にゴールを決めるポジションにあまり就いていないと指摘されると、ポステコグルーは大きなため息をついた。

「まだ2試合だよ、わかるかい!まぁ、君は大げさなんだよ!」

「私は物事をそんなにすぐに判断するような生き方をしてないんだ。他の人がそうする理由がわかるよ。それはわかっている。彼はすでに6ゴールを決めていて、リーグの得点王争いで首位になっているべきだね。そうすれば誰もが『ほら、ハリーの代わりを務められるだろう』と言える。彼はもっとゴールを決めるだろう」

「しかし、現時点では彼が年末までに何ゴールを達成するかは分からない。彼は本当に良いプレーをしたと思う。特に我々が試合の主導権を掴んだ後半は、彼は我々にとって本当に良いつなぎ役だったよ」

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