トッテナムの監督は、ハリー・ケインの後任として誰がPKを蹴るのか、ダニエル・レヴィ会長との関係について語った。
アンジ・ポステコグルーは、イヴ・ビスマがトッテナムの新たなPKキッカーになる可能性は低いと冗談を言い、ダニエル・レヴィ会長のようなクラブの意思決定を担う人物との関係を築くことがなぜ重要なのかを説明した。
ポステコグルー率いるスパーズの新時代は、アウェイでブレントフォードに引き分け、ホームでのマンチェスター・ユナイテッドで目を引く勝利を飾って明るくスタートした。土曜日のボーンマスへの遠征を控え、オーストラリア人指揮官の影響は何よりもクラブ内で感じられており、最近の混乱によって立て続けに多くの異なるヘッドコーチが就任し、そして去っていったクラブをまとめ上げた。
ハリー・ケインのバイエルン・ミュンヘンへの移籍でクラブのスターを失った後でも、トッテナムの全役職員が再び同じ方向を向いている。しかし、1つの疑問は、イングランドのキャプテンがブンデスリーガに去ったことで、これからスパーズで誰がPKを担当するのかということだ。
この疑問について、記者会見でポステコグルーは笑顔で語った。
「今日は(トレーニングで)何人かがトライしているのを見たよ。ソニーも候補だし、マダーズやリッチーもその中にいると思うよ」
「ビスマは約500回も蹴って約495回を外したのを見てきたので、彼はまだ練習を続けてるのかもしれないが、候補の中でどこかの順位にいるのだろう」
スパーズの監督は、練習中に攻撃陣の連携が深まっている証拠に気づき始めている。ジェームズ・マディソンが中心となって攻撃陣を一つにまとめようとしているが、ポステコグルーはそれがまだ攻撃陣の関係の初期段階に過ぎないと感じている。
「そうだね、私はそのことを知ってるよ。選手たちの理解が進んでいないから、まだまだ長い道のりがあることは分かっている。マダーズは約1か月とプレミアリーグの2試合を我々チームと過ごしている。この競技の攻撃面と守備面の両方について、その多くは相互理解をどれだけ深められるかによってくるんだ」
「2人のセンターハーフには十分な理解が必要で、我々には2試合をともにプレーしたミッキーとロメロがいる。中盤のセットアップとファイナルサードについても理解が必要で、チームメイトのプレーの仕方や、いつアクションをするかといったそれぞれの特性を読む必要があるが、それには時間がかかるんだ」
「トレーニングでもそこに取り組んでいて、我々のトレーニングは本当に良かったよ。コーチングスタッフは素晴らしいセッションを組んでおり、それが現実になるのを目にしているが、現時点ではそれは自然ではないし、この短期間でそうなるはずもない。時間がかかるだろうね。 自然になるまでどれくらいかかるか分からないが、その兆候は確かに見てきてるよ」