トロイ・パロット、デイン・スカーレット、ハーヴェイ・ホワイトなど、ローン先から戻ってきた若いアカデミーの選手たちもおり、ポステコグルーは夏の間、どの若者がファーストチームに加わることができるかを判断する必要もある。
最適なフォーメーションと必要な新戦力
ジェームズ・マディソンとグリエルモ・ヴィカーリオはすでに今週、クラブへの移籍を完了した。
ポステコグルーは、事前にどのようなフォーメーションがチームに最も適していると感じていたのか、彼のお気に入りの4-3-3なのか、それとも4-2-3-1なのか、あるいはその両方を交互に使うべきなのかを、現有戦力のシステムへの適正を見て判断することができる。
また、移籍マーケットでまだ必要な戦力はどのようなタイムの選手なのか。新しいセンターバックが必要なディフェンス・ラインも含めて、オーストラリア人にははっきりと見えているはずだ。
今のところ、ポステコグルーはトップチームのセンターバックのうち、ジャフェト・タンガンガしか見ることができていない。そのためポステコグルーは、既存のセンターバックに他クラブからの獲得オファーが届いた場合、どの選手から退団させるべきなのかを、現状では選手を間近で見ることなく決めなければならないだろう。
また、アルフィー・デヴァイン、マシュー・クレイグ、アルフィー・ドリントン、マクシム・パスコッチといった若手選手も、良い印象を残すか、ポステコグルーのチーム構想から外れるかの明暗が分かれることになる。
ポステコグルーとハリー・ケインとの会談
ポステコグルーとイングランド代表から戻ってきたハリー・ケインが会談を持つと、今週、football.londonは報じている。
7月10日週には戻ってくる見込みの29歳のケインは、スパーズとの契約が最後の12ヶ月に入るため、バイエルン・ミュンヘンへの移籍が噂されている。ノースロンドンのクラブは、ケインは非売品であり、ポステコグルーの新シーズンのチーム構想に入っていると主張し続けている。
ポステコグルーはマディソンとヴィカーリオがスパーズとの契約を交わす前に交わした会話で、その説得力の高さを示しており、スパーズはこの新指揮官の言葉でクラブ歴代最多ゴール記録を持つエース・ストライカーも口説き落とすことを期待しているだろう。