プレシーズンを始動するタンギ・エンドンベレ、ハリー・ケイン、アンジ・ポステコグルーのTo-Doリスト

この記事は約6分で読めます。

セルティックでは、ハリー・キューウェルが48時間以内にポステコグルのやり方を正確に理解し、それを選手たちに広めていったという。スパーズの新指揮官は、フットボールのあり方について同じような信念を共有できるであろう今回の若いコーチたちにも、同じように素早く浸透することを望んでいることだろう。

選手たちのフィットネスを向上

ポステコグルーの代名詞とも言える攻撃的なポゼッション・フットボールは、ピッチの高い位置から容赦ないプレッシングを仕掛けるため、トッテナムの選手たちはそれを実践すべく最大限にフィットネスを向上させる必要がある。

シーズン中、ポステコグルーのもとでのトレーニングは、試合中にボールがピッチ上にある時間を反映させるため、トレーニング・グラウンドのピッチ上で60~70分のノンストップ・ワークとドリルを繰り返す。夏の間は、シーズン中よりもタフなトレーニングが新しいヘッドコーチによって課される見込みで、ハイエネルギーでノンストップのアタッキング・プレッシング・フットボールをやり抜くだけの肉体を築き上げなければならない。

アントニオ・コンテにはフィットネス専門のコーチング・スタッフがいたが、ポステコグルーのスタッフにはそのようなコーチがいないため、フィットネスの仕事はクラブのスポーツ科学スタッフに任されることになりそうだ。選手たちはこれから高温多湿のタやシンガポールに向かうが、その前に訪れるこの時期のオーストラリアは涼しく快適な環境のようだ。

ローンから戻ってきた選手たちの見定め

フットボール界では昔からよく使われる決まり文句だが、新監督が就任すると、契約状況やクラブでの状況にもよるが、ほとんどの選手がまっさらな状態で新監督へのアピールに挑むことになる。

ポステコグルーにとっては、ローンから戻ってきた11人の選手を評価し、前監督には合わなかったが自分のシステムにはぴったりハマるかもしれない選手と、やはり退団すべき選手を正確に判断する必要がある。

注目されるのはタンギ・エンドンベレで、彼がマウリシオ・ポチェッティーノのもとでの数ヶ月から久々となるスパーズで攻撃的な監督の指導を受けることになり、ついに開花できるかどうかが試される。このフランス人ミッドフィルダーは、まずポステコグルーのやり方を完全に受け入れる必要がある。

ハリー・ウィンクスは1000万ポンドの移籍金でレスターに移籍したが、セルヒオ・レギロン、ジェド・スペンス、ブライアン・ヒルなどはすでにエンドンベレと同様にのプレシーズンのトレーニングに合流している。スパーズ加入して直後の1年目をローン先のウディネーゼで過ごしたデスティニー・ウドギは、ようやくスパーズに合流する。U-21ヨーロッパ選手権にイタリア代表として参戦していたものの、グループリーグで敗退となったことで、予定より早く7月12日頃に、オーストラリア&アジア・ツアーの前に戻ってくる見込みだ。

この記事を評価する
タイトルとURLをコピーしました