欧州での勝利で明らかになった真実、コンテに浮上した新たなソンへの疑念 – マルセイユ戦の注目ポイント

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Football London/Rob Guest

トッテナムがホームでマルセイユに2-0で勝利したチャンピオンズリーグ・グループステージの初戦の主なトピック。

コンテにとって替えの効かないアタッカー

水曜日のチャンピオンズリーグ、マルセイユ戦でトッテナムのヒーローとなったリシャルリソンだが、この試合はもう一人の選手の重要性を浮き彫りにした。リリーホワイツの前半の戦いぶりはかなりのフラストレーションを呼ぶもので、マルセイユが主導権を握る展開となり、元スパーズのパウ・ロペスが守るゴールを脅かすことができず。それでも後半開始早々には、スパーズがチャンスを作り出していた。

シャンセル・ムベンバがソン・フンミンを倒してレッドカードで退場となり、スパーズが数的優位に立ったが、それでも突破口を見出すのに苦労した。しかし、60分を前にエメルソン・ロイヤルに代えてデヤン・クルゼフスキを投入すると、このスウェーデン人のおかげでリーグアンのチームとの試合を有利に進めるようになった。

この22歳のアタッカーは、すぐに相手をかわしてボックス内に侵入し、低いクロスを上げたが、ボックス内に何人もいる白いユニフォームの選手たちには届かず、阻まれてしまった。彼を起点として攻撃を仕掛け、相手に脅威となる仕掛けを続けていき、クルゼフスキの創造性がトッテナムのゴールを生み出すように思えた。

そしてリシャルリソンがイヴァン・ペリシッチのクロスを頭で合わせ、さらに5分後にはピエール・エミール・ホイヴィアのクロスもリシャルリソンがヘディングで押し込み、続けざまに2ゴール目を挙げた。1ヶ月前のチェルシー戦では、終盤に4人のアタッカーをピッチに立たせたが、アントニオ・コンテはマルセイユ戦でも同じことをし、今回も成果を上げたのだ。

クルゼフスキは過去2試合、不運にもベンチ入りとなっているが、これは攻撃陣を強化し、トップ・クオリティのオプションを手に入れた結果でもある。そのため、スパーズの監督は、今後の試合でもアタッカー陣の起用について重要な決断を迫られることになる。

トッテナムは開始から60分近く苦戦を強いられ、クルゼフスキがピッチに立つことの必要性を浮き彫りにした。ハリー・ケイン、ソン、リシャルリソンの前線3人はかなり目を引くトリオだが、創造性に欠ける。となるとクルゼフスキは外せないのだ。

トッテナムでは、ゴールとアシストの両方をケインに任せることはできない。クルゼフスキは昨シーズン、20試合に出場して5ゴール、8アシストを記録し、その両方で貢献できることを証明した。このスウェーデン人がトッテナムの攻撃を動かしているのだから、あとはチームに利益をもたらす適切な解決策を見出すことだろう。

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