Football London/Alasdair Gold
クラブがミッドフィルダーの退団を進める中、トッテナム・ホットスパーの若手ミッドフィルダーはすぐにでも戦列に復帰できるよう望んでいる。
オリヴァー・スキップは今週後半から怪我からの復帰に向けて屋外でのトレーニングを始めたいと考えていると、football.londonは理解している。
先月行われたレンジャーズとの親善試合の前日、ホットスパー・ウェイのグラウンドでチームメイトと空中戦に挑んだ21歳は、その衝撃によって負傷してしまった。その衝突によって、そのチームメイトは倒れ込む際にスキップの上に不恰好に着地し、スキップはスタッドの衝撃で足を深く切り、かかとに骨折を負ってしまった。
この負傷は何針も縫う必要があり、周囲のトッテナムの選手の多くがその傷を見て目をそむけなければならないほど凄惨なものだった。この若手ミッドフィルダーは回復期間中、保護ブーツを着用していたが、ここまで経過は順調で、今週中には芝生の上で軽いセッションを開始し、復帰を目指したいと考えているとのことだ。
この小さな骨折はすぐに治ると思われていたが、昨シーズン、軽い手術を必要とした骨盤の問題から完全に回復し、アントニオ・コンテの厳しいプレシーズンの間、スパーズのコーチングスタッフにそのフィットネスレベルで好印象を与えていたミッドフィルダーにとって、この事故はとりわけ不運なものだった。
イタリア人はこのセントラルミッドフィルダーに大きな信頼を寄せており、昨シーズン、「スキップは将来的に重要な選手になる可能性を秘めている」と語っていたが、コンテにとってはすでにそうなっていた。スパーズ・アカデミー出身の彼は、長期的な将来とチームにとっての重要性に対するクラブの計画の意思表明として4月に新たな5年契約を提示された。
コンテは引き分けたチェルシー戦の前に、スキップの復帰は「2~3週間後」と語っており、スキップはホットスパー・ウェイのグラウンドに戻り、ピエール・エミール・ホイヴィア、ロドリゴ・ベンタンクール、夏に加入したイヴ・ビスマ、さらにパペ・マタル・サールとハーヴェイ・ホワイトといった若手中盤選手たちとともにピッチ中央でイタリア人監督のオプションを加えることを心待ちにしているとみられている。
ジオバニ・ロチェルソはこの週末にクラブを去った。このアルゼンチン人は、ローンでビジャレアルへ向かった。スパーズは、1月に他クラブがこの26歳のミッドフィルダーへの完全移籍の獲得オファーを提示し、選手本人が同意した場合に、このローンを終了させる条項を挿入している。
このロチェルソに続き、退団に向かっているのがタンギ・エンドンベレだ。トッテナムは、イタリアのナポリと買取オプション付きでのシーズン・ローンで大筋で合意したようだ。
スパーズは、この戦力外となった2人の獲得で1億ポンド以上の移籍金を支払っており、ローンを認めることでせめて給与の負担を減らそうとしている。この2人のミッドフィルダーは、ハリー・ウィンクスやセルヒオ・レギロンと共に、プレシーズンの期間からトップチームのチームから離れて練習していた。彼らもまた、今シーズンのコンテのチーム構想には含まれないと告げられている。