ファビオ・パラティチが8500万ポンドを投じた2人が新シーズンに「新戦力」の如く羽ばたく

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ポステコグルーのもとでは、3人のミッドフィルダーを起用する。ビスマは6番を背負うにふさわしい男だ。深い位置まで下がり、センターバックからボールを受けて、サイドバックやウイングと連携してパスをつなぐ。

ブライトン時代にはそのようなプレーを得意としており、ポステコグルーとスパーズはノースロンドンへの移籍から12ヶ月が経った今、この彼に最高のプレーを見せることを期待しているだろう。トッテナムでのデビュー・シーズンにはまったく調子が上がらなかっただけに、そうなればほぼ新加入のようなものだろう。

エバートンでの4シーズンで印象的なプレーを見せたリシャルリソンもまた、スパーズが6000万ポンドの移籍金を払ったことを考えれば、もっともっとチームに貢献しなければならない選手だ。シーズン当初は、途中出場でエネルギッシュなプレーを見せ、9月初旬には2-0の勝利を収めたチャンピオンズリーグのマルセイユ戦で、後半に2ゴールを決めて注目を集めた。

しかし、リシャルリソンの次のゴールは、4-3で敗れた4月末のリバプール戦まで待たされることになった。ただし、トッテナムでのゴールが欠乏していた真っ只中に行われた2022年ワールドカップで、ブラジル代表として3ゴールを挙げて活躍を見せていた。

負傷によってまた、攻撃的なポジションで他の選手が奮闘していたため、本来であればもっと先発し、ピッチに立つべき時間帯もあった。トッテナムへの移籍金という破格の移籍金を考えれば、リシャルリソンは常に数字で評価されることになるだろうが、6000万ポンドで3ゴール4アシストという成績は単純に物足りない。

負傷によって状況が悪化したこともあるが、周りのアタッカー陣が不調に苦しんでいたことからも、リシャルリソンにはもっと先発出場やプレー時間が与えられるべき場面もあった。トッテナムに移籍した際の高額な移籍金を考えれば、リシャルリソンは常にスタッツという結果で評価されることになるだろう。

ポステコグルーがこの才能あるフォワードの能力を最大限に引き出してくれることを期待したい。だがしかし、クルゼフスキ、ソン・フンミン、ハリー・ケインの3人がトッテナムのフォワードとして定位置を得るのであれば、リシャルリソンは再びベンチスタートとなるかもしれない。

ただし、ポステコグルーがクルゼフスキをミッドフィルダーの3人の一角として起用したいのであれば、このスウェーデン人のプレーの多彩さとアタランタでの背番号8としてのプレー経験は、リシャルリソンにとって有利に働く可能性がある。指揮官のチーム構想がどのようなものであるかは時間のみが教えてくれるだろう。

来シーズンはビスマとリシャルリソンの2人に多くを求め、その要求を受けて2人がステップアップし、結果を残さなければならない。ブライトンとエバートンで2人が見せたようなフォームを再現することができれば、両者に8500万ポンドを投じたパラティチの決断の正当性は誰の目にも明らかになるであろうし、ポステコグルーがその最大の受益者となるだろう。

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