アンジ・ポステコグルーのもとでさらに輝ける可能性を秘めたタンギ・エンドンベレと7人の選手たち

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ハリー・ケイン

ポステコグルーのもとでのハリー・ケインには2つの側面がある。まず、セルティックで古橋亨梧が担っていたセンターフォワードの役割を彼が果たせるとは考えにくい。28歳の日本人ストライカーは34ゴールを挙げたが、その仕事は常に動き回り、常にプレッシャーをかけ続け、チームのために自分を犠牲にすることもしばしばだった。

対照的に、ケインはポチェッティーノ時代のそのような役割から離れた後、ほぼ怪我なく3シーズンを過ごしている。ポステコグルーは、彼のキャリアの中で、より深く、「偽9番」を使ったかつてのシステムに戻す可能性がある。

ケインの才能を無駄にするのはあまりにも惜しい。裏を返せば、今シーズン、あまりチャンスを作れなかったスパーズでプレミアリーグ30ゴールを挙げたケインだけに、ボックス内にボールを入れてゴールを狙うポステコグルーのシステムでなら、どれだけゴールできるか想像してみてほしい。アラン・シアラーのプレミアリーグ記録にあと47ゴールと迫っているケインは、多くのチャンスを得るだろう。

イヴ・ビスマ

足首の手術から復帰した26歳のマリ代表ミッドフィルダーは、シーズン終盤、コンテのシステムの制約や反復練習の影響から開放されたことによって、以前の自分の兆候を見せ始めていた。

ビスマや、今年の後半に復帰するであろうロドリゴ・ベンタンクールも、ポステコグルーのシステムの6番として、またボックス・トゥ・ボックスの8番としてプレーできるようになる。ビスマは、ブライトンでの最後のシーズンにピボット(6番)の役割を担い、プレミアリーグで最高のミッドフィルダーの一人であることを証明した。

昨シーズンはコロナに感染したためプレシーズンの途中で離脱してしまったが、この夏のプレシーズンをフルに活用すれば、昨シーズン、古巣ブライトンへの移籍が有力視されていたポステコグルーのもと、ビスマは再びかつての高みに到達することができる。

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