ブレントフォードのテクニカル・ディレクターであるリー・ダイクスは、今夏、ダビド・ラヤがビーズの許可を得てトッテナムへ移籍することができると明かした。
Evening Standard/Dan Kilpatrick
ブレントフォードとの契約期間が1年しか残っておらず、新契約のオファーを一貫して拒否している27歳のラヤの獲得に向けてスパーズは交渉している。
スパーズは、この夏に新たな挑戦をしたいと語っているキャプテンのウーゴ・ロリスに代わる長期的な守護神として、このスペイン人の獲得を望んでいる。なお、ラヤはブラックバーンでのユース時代からのキャリアによって、イングランドでホームグロウンとしてカウントされる。
シーズン最終節の前に、The Beautiful Game Podcastのインタビューに応じたダイクスは、次のように語っている。
「我々はデイビッドの前に座り、『もし君が我々を超えていくのであれば、それは君が去るべき時だ』と告げたよ」
「彼はプレミアリーグでもトップクラスの選手で、世界でもトップクラスの選手だと思う。ゴールキーパーとして本当にいい時期に来ているし、『自分の選択肢を見定めたい』と言う権利は十分にある。それはそれでいいんだ。問題ないよ」
「2019年、最初の夏にも彼と契約した。彼が下部リーグへのローン移籍を経て、ブラックバーンで目まぐるしく成長するのを私は見てきたんだ。我々にとって素晴らしい契約だったが、事実上、我々は彼のためのプランを持っていたし、それでいいと思っている」
「必要であれば替えを見つけるし、それか彼と新しい契約を結んで残ってもらうかだ。何が起こるかわからないね。ブライトン同様、ブレントフォードにも、こうした選手を獲得できる他の大きなクラブがあることを理解しなければならないし、彼らがトップレベルに到達するのを手助けできれば、自分たちの役割を果たしたことになるという考え方は常に持っている」
「移籍の可能性があっても、クラブに十分な報酬(移籍金)がある限り、フィル(フットボール・ディレクターのフィル・ジャイルズ)とマット(オーナーのマシュー・ベンハム)は正しい決断を下すと確信しているよ」
ブレントフォードはラヤを4000万ポンドと評価しており、スパーズはその半分の移籍金であれば支払う意思があると伝えられている。ブレントフォードのヘッドコーチであるトーマス・フランクが、2000万ポンドで放出する可能性について質問されたことが告げられると、ダイクスはこう言った。
「彼は笑ってたか?」