サイドバックのポジションに関しては、移籍マーケットで突発的に有力なターゲットが現れない限り、すでにポステコグルーのシステムに十分な戦力があるとの感触がある。
右サイドには、ポステコグルーのシステムに適合するエンジンを持つエメルソン・ロイヤルがいる。オーストラリア人は、自身と同じCAA Baseが代理人を務めるペドロ・ポロも気に入っているようだ。この23歳のスペイン人のローン契約には、この夏、スパーズに4000万ポンドで完全移籍する買取義務がある。ポステコグルーは、ポロの右サイドバックとしての能力を高めるだろうが、さらにピッチの上で彼を活用することもできるだろう。
今シーズンは試合数が少ないため、もしジェド・スペンスがプレシーズンで活躍できなければ、この22歳のサイドバックはレギュラーとしてプレーする機会を求めてローンに出されるかもしれない。
左サイドには、ウディネーゼからスパーズに移籍し、プレミアリーグでの活躍が期待されるデスティニー・ウドギ、センターバックもこなせる経験豊富で多才なベン・デイヴィス、ハムストリングの負傷から完全復帰に近づき、プレシーズンで活躍が期待されるライアン・セセニョンがいる。
もしポステコグルーが、セセニョンにはこのシーズン中にあまり出番を与えられないと判断すれば、彼は退団が許されることになり、2年の契約を残している彼の自信と価値を高めるために再びローンで出される可能性もある。
ポステコグルーがセルヒオ・レギロンに価値を見出さない限り、アトレティコ・マドリードで怪我に悩まされたスペイン人はこの夏に移籍すると予想され、2年契約の1年目を終えたベテランのイヴァン・ペリシッチは、他のクラブがその給料に見合うだけの金額を支払ってくれるなら、出て行くと言われている。
トッテナムの移籍計画の優先順位は、この夏、ディフェンスを強化し、二度と失点が多いシーズンを送らないようにすることだ。
