ポステコグルーがシステムを採用する場合、クラブが必要とするのは球際での勇敢さ、プレッシャー下でのキレのあるショート・パス技術、デュエルとマン・マークでの強さ、ハイラインでプレーできる機動力を持っているディフェンダーだ。また、スパーズのディフェンダーには敵のスペースを圧迫するため、自ら中盤に上がってプレーすることも期待される。
トッテナムは、ポステコグルーのもとでプレーできる2人のセンターバック、左サイドと右サイドの両方でプレーできるセンターバックを探しているようだ。移籍マーケットで補強可能な選択肢によっては、経験豊富なセンターバックと若いセンターバックの両方を獲得することもあり得る。
また、誰がクラブを去ることになるのかに大きく左右される。ダビンソン・サンチェスは、トップチームでレギュラーとしてプレーするために、ここ数年、移籍に前向きであったが、彼の契約が最後の12カ月に近づいている今、別れが訪れるのは自然な流れであると考えられる。
27歳のコロンビア人は、ポステコグルーのハイラインに対応できるだけのスピードを持っているが、プレッシャーの中でのパスにはしばしば疑問符がつき、新しいシステムでその弱点が露呈する可能性がある。
エリック・ダイアーの将来にも疑問符がつきまとう。29歳のダイアーは、ワールドカップ以降に悪化した鼠径部の怪我を抱えたままプレーし、先月ついに手術が必要となったことが明らかになった。そんな不本意なシーズンを過ごしたダイアーは、トッテナムとの契約の最後の12ヶ月に近づいている。
このイングランド代表ディフェンダーはプレシーズンにはフィットする見込みだが、このセンターバックの今後を決めるのはポステコグルーであり、もしダイアーがクラブに残ったとしても、先発の座を得られるかどうかが問われることになる。
レンヌにローン移籍したジョー・ロドンもまた、レギュラー・ポジションを獲得するために他クラブに移籍する可能性が高い。
ジャフェト・タンガンガは、今シーズンもほとんど出番がなく、トップチームでのプレーを切望している。この24歳のディフェンダーには、以前からセリエAのクラブが興味を示していた。彼とロドンはともに2年の契約を残している。
センターバックの4人全員が退団する可能性は低く、残るのが確実なのはクリスティアン・ロメロだけなので、このポジションには2人以上の新戦力が必要である。
昨年の夏、クリスタルパレスとイングランド代表でプレーするマルク・グエイにスパーズが高い評価を寄せているとfootball.londonは報じ、それは今も変わっていない。
しかし、クラブはまだそれ以上に興味を膨らませておらず、主な問題は、彼の獲得をめぐる争奪戦とパレスが22歳のディフェンダーに要求する巨額の移籍金であると理解されている。まだ3年の契約を残しており、昨シーズンも良いパフォーマンスを披露したことで、多くのプレミアリーグのトップクラブが興味を示している。
ウルブズのマックス・キルマンも、トッテナムがここ数年注目している国産ディフェンダーで、26歳のキロマンはフレン・ロペテギのもとで印象の良いプレーを続けており、足元でのボール扱いに長けている。また、マンチェスター・シティに所属するアイメリク・ラポルトの動向もスパーズは注視していると言われている。
