ダビド・ラヤの加入とクラブの夏の移籍計画でアンジ・ポステコグルーのスパーズ守備陣が一変

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スパーズはさらにヨーロッパを駆け巡ってセンターバック探しを行っており、データ分析を駆使して、これまでに評価ポイントとは全く異なる、ポステコグルーのシステムで活躍する選手を探し出している。

昨夏、アントニオ・コンテ体制でのファビオ・パラティチの補強リストのトップにあったコンビ、ヨスコ・グヴァルディオルとアレッサンドロ・バストーニは、当時は補強困難なターゲットだったが、現時点でトッテナムの手が届くところからは完全に外れているようだ。昨夏、グヴァルディオルの獲得において常にマンチェスター・シティが有力とfootball.londonは報じていたが、ペップ・グアルディオラは現在、ラポルトの後釜として21歳のクロアチア人を8500万ポンドをかけて獲得しようと動いているようだ。

昨夏にインテルを去るつもりがなかったバストーニについて、今週、イタリア・メディアはチャンピオンズリーグ決勝に進出した後のインテルが24歳のディフェンダーと契約を延長すると報じている。

この夏、イタリア・メディアは、ローマのロジェール・イバニェスとディナモ・ザグレブのヨシプ・シュタロというクロアチア人がスパーズに移籍する可能性があると報じている。

トッテナムは以前、ビジャレアルのパウ・トーレスに興味を示していたが、今夏、アストンヴィラへの移籍が噂されており、20歳のイリア・ザバルニーは、1月にディナモ・キエフからボーンマスに移籍した。

スパーズにとって、クレマン・ラングレの獲得は一つの選択肢であり、クラブ内でも現段階では否定されていない動きである。クラブは先週、この27歳の選手のローン終了を発表したが、スペインではバルセロナがわずかな移籍金で彼の退団を認めるという話もあり、ポステコグルーのもとでプレーできる技術力を持っているので獲得が実現する可能性はあるが、この選手はハイラインに適応しなければならない。

一方で可能性は低いかもしれないが、元スパーズズのディフェンダーであるキャメロン・カーターズ・ビッカーズにポステコグルーは思いを馳せることもあるかもしれない。トッテナムのファンの多くは、この25歳のディフェンダーを「アカデミー時代から時々先発していたものの未熟な選手で、ほとんどのローン先で過ごしていた」と記憶しているかもしれないが、このサウスエンド生まれのアメリカ人は、オーストラリア人ヘッドコーチのもとで飛躍的な成長を遂げた。

そのため、セルティック内にはスパーズが600万ポンドで彼を手放したことに唖然とする人がたくさんいる。自身のシステムの中でセンターバックの役割を果たすことは簡単なことではないと認めているポステコグルーは、このセンターバックを賞賛している。カーター・ビッカーズは、プレミアリーグのクラブからの関心も高く、たとえそれが、過去に在籍していた選手を再度獲得することが少ないトッテナムではなくとも、いつかはイングランドのトップリーグに戻ることになると予想されている。

ポステコグルーが今夏のプレシーズンに目を向ける可能性のあるアカデミーのセンターバックに関しては、今週、クラブと新契約を結んだ18歳のユースのイングランド代表アルフィー・ドリントンと、背中の問題でシーズンの終盤を離脱したがプレシーズンにはフィットすると予想される20歳のエストニア代表マクシム・パスコッチが有力候補になると見られている。

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