トッテナム・ホットスパーのヘッドコーチが、古巣チェルシーの1月の移籍マーケットでの巨額の支出について質問を受けた。
(現地金曜日の午後の記者会見)
Football London/Alasdair Gold
アントニオ・コンテは、古巣チェルシーの1月の移籍マーケットでの巨額支出について話したがらなかったが、トッテナムが2月になってから、この冬の移籍マーケットの動きについて説明することを期待しているようだ。
ブルースはこの移籍マーケットの間、再び多くの選手に現金をばらまいており、ミハイロ・ムドリクへの8900万ポンドの移籍金に続き、今週はPSVアイントホーフェンから元スパーズの若手であるノニ・マドゥエケを3070万ポンドで獲得。グレアム・ポッターのチーム戦力は、今月に入ってダトロ・フォファナ、アンドレイ・サントス、ブノワ・バディアシル、さらにローンでジョアン・フェリックスも補強しし、合計で1億5000万ポンド以上を使ったこととなる。
これは、プレミアリーグ記録となる2億7000万ポンドを費やした夏の移籍マーケットに続くもので、2019年のレアル・マドリードの2億9200万ポンドに次ぐ2番目の世界のフットボール・クラブによる夏の支出額であった。
対して、スパーズは1月にまだ誰も補強をしていない。早い時期に補強をする積極的な夏の移籍マーケットを過ごしたトッテナムは、今月になっていつも通りのスタンスに戻り、移籍マーケットの後半まで移籍ビジネスを残している。「チェルシーの支出は他のクラブにとってマーケットでの活動を難しくしているか?」と聞かれたコンテは、その議論に巻き込まれるつもりはないようだ。
「正直なところ、私は頭痛の種がたくさんあるので、この話題には参加したくないよ。移籍マーケットの終わりには、おそらくクラブが我々の移籍マーケットについて説明すると思う。(前回尋ねたように)我々のビジョン、今、この瞬間の我々のあり方についてもね」
「皆さんに説明するのに適任な別の人間がいるだろう。そうでなければ、この手の質問では、不適切なことを言ってしまうリスクがある。私は繰り返し、私の考えを何度も何度も言ってきたからね。今、我々は、集中すべきなんだ。改善に努め、努力を継続するんだよ。月曜日にはまた重要な試合があるし、我々は良い結果を得るために戦う準備を整える必要がある」
トッテナムは過去10試合で6敗を喫しており、調子が上がらずにいる。「自分がクラブで望むことを達成する時間が与えられないかもしれないというプレッシャーを感じるか?」と聞かれたコンテは、スパーズからコンテの時間を奪うことになるという質問に驚いた様子だった。
「クラブが私にプレッシャーをかけてくるって?進捗具合に関してかい?私はここにいて、あなたはクラブが毎日、私の仕事、私が私のスタッフと何をするか見ることができ、私はまったく問題がない状況だ。この点については何の問題もないよ」
「その点については、本当に、本当にリラックスしている。なぜなら、ここでの自分の仕事を知っているし、ピッチの上では、毎日私の仕事を見ることができるからね」
「私には何の問題もないんだ。クラブがハッピーなら、私もハッピーだ。もしクラブが不満なら、それは私がクラブにとってあまり良い存在ではないということだろうね」