パラティチのガーナーへの関心、ホイヴィアとロメロの話し合い、セセニョンを指導するペリシッチ…チェルシー戦での4つのトピック

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ラグビーとは異なり、フットボールのルールには髪の毛を引っ張ることの違反についての規定が含まれていないため、VARはこの出来事をチェックしたもののレッドカードに該当する暴力的な行為と断定することができなかった。このシステムは、単にフリーキックの可能性の判定に介入することはできず、ゴールの場面やレッドカードの場面など、試合を大きく変えるような判定の時でなければ介入ができないのだ。

最後の力を振り絞って手にしたゴールの後にも、ロメロはスパーズ・ファンを喜ばせるようなことをしていたが、その行為にクラブ内の人は喜べなかった。ケインのヘッダーによってボールがジェームズの太ももをかすめてネットに突き刺さった直後、アルゼンチン人はジェームズに近づき、満面の笑みで挑発するような動作をしたのである。

それは、3月にオールド・トラフォードでハリー・マグワイアがオウンゴールを決めたときのロメロの動作に似ている。その数分後、ロメロはクリスティアーノ・ロナウドが彼の裏を取って勝ち越しゴールを決めると、ユナイテッドのファンから笑い者にされたのである。

ロメロはファンの間で急速にカルト的な人気を得る存在になりつつあり、あのような瞬間は、たとえそれがスポーツ競技の名シーンであったり、上品であったりしなくても、ファンにとってより魅力的なものである。チェルシー戦でファン投票によるマン・オブ・ザ・マッチを受賞したことは、ロメロのベスト・パフォーマンスというよりも、ロメロがククレジャにした行為へのトゥヘルの怒りにサポーターが皮肉たっぷりに応えたことを物語っている。

スパーズのバックラインは、全体的に複雑な一日であった。エリック・ダイアーは判断に迷い、クルゼフスキがボールを失った後、誤ってベン・デイヴィスとチェルシーの2選手とを孤立させてしまい、敵の2ゴール目を許してしまったが、一方でこのセンターバックは何度か見事なタックルを見せている。

デイヴィスは、ジェームズとスターリングの間に挟まれ、1人でプレーしていたため、2失点目のゴールについて彼が非難されるのは不当だろうが、スパーズのゴールの場面では積極的に貢献した。ホイヴィアのゴールをアシストし、ケインの同点ゴールの前にはデイヴィスのヘッダーがメンディを強襲してコーナーキックを獲得していたのだ。

ロメロはワールドクラスになることができる。ロメロは、ベンチにいるイタリア人の言うことに耳を傾ける必要があるが、共に日曜は2人がヒートアップしすぎていたため、次からはおそらく監督の真似をしないだろう。

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