パラティチのガーナーへの関心、ホイヴィアとロメロの話し合い、セセニョンを指導するペリシッチ…チェルシー戦での4つのトピック

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Football London/Alasdair Gold

トッテナム・ホットスパーがスタンフォード・ブリッジでチェルシーと対戦し、2-2で引き分けた試合の注目トピック。

象徴的な1ポイント

試合前、スパーズのフットボール部門マネージング・ディレクターのファビオ・パラティチと新らたなナンバー2のグレタル・ステインソンは、選手たちのウォームアップに細心の注意を払っていた。パラティチはジャン・ピエロ・ベントローネを含むクラブのフィットネスやスポーツ科学のスタッフに常に声をかけていた。

スパーズは準備万全のように見え、選手たちも気合が入っていた。試合開始から最初の5~10分のスパーズは激しくプレスをかけ、ピッチの高い位置でプレーしていた。

しかし、トーマス・トゥヘルの戦術が牙をむき始めると、リース・ジェームズは右サイドを駆け上がり、ルーベン・ロフタス・チークをサポートするだけでなく、ソン・フンミンがサイドを突破しようとすると、常にそこに間髪入れずに詰めよって立ちはだかるというエネルギー溢れる役割を担った。

ジェームズは、チェルシーの攻撃のために危険なクロスを放ったり、自らゴールを決めたりする一方で、ハリー・ケインへのお膳立てを担うソンを無効化するなど、攻守の役割の両方において優れていた。トッテナムにとって問題だったのは、デヤン・クルゼフスキも同様に効果的な働きができず、リシャルリソンが投入されるまで、ケインの横で打開策を見出すのに苦労していたことだ。

スパーズにとって救いだったのは、チェルシーが決定力を欠いてくれたことで、64%のポゼッションを誇りながらウーゴ・ロリスをほとんど試すことができず、16本のシュートのうち3本のみが枠内に富んだだけだったことである。

実際のところ、枠内シュートにおいては10本のうち枠内に5本を放ったスパーズが秀でていた。前半にライアン・セセニョンが掴んだチャンスと同様に、ピエール・エミール・ホイヴィアのパスで抜け出し、ゴール前に走り込みんだケインが大きなチャンスを得たが失敗しており、終了間際のヘディングでの同点弾がなければその場面のことを大いに悔やむことになったことだろう。

試合後、アントニオ・コンテはトゥヘルと小競り合いをしながら、この試合を2つの明確な見解で振り返っている。ひとつは、トッテナムが明らかにベストな状態ではなかったということ、そしてもうひとつは、あの内容にもかかわらずスタンフォード・ブリッジで勝ち点1を獲得したということだ。

この劣勢なパフォーマンスでさえ、昨シーズンの弱体化したチームによる気難しい4試合よりはるかに競争力があったとの評価をしたのだ。

「集中した試合だった。我々にとってこの試合は本当にタフだったが、ここに来てチェルシーとアウェイで対戦するのは常に難しいということはよく分かっている。彼らは本当にいいチームだ」

「しかし同時に、昨シーズンや半年前と比較すると、昨シーズンは両チームの優位性がはっきりしていたため、3試合を我々はまともにプレーさせてもらえずに過ごした。今日は正直なところ、チェルシーが我々より優れていることを証明した試合だった。我々はもっとうまくやれるはずだが、それでも2ゴールを決めたんだ」

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