アントニオ・コンテが補強を明言、ターゲットとなるアンソニー・ゴードン、ロリスとソンの喧嘩、やたらと出たがるタフなロメロ

この記事は約18分で読めます。

右サイドでは、コンテはエメルソン・ロイヤルを選択し続けている。この23歳のブラジル人から何が得られるかはよく分かっているはずで、それは堅実な守備での仕事、熱意、そしてピッチを上下する体力だ。

しかし、彼は攻撃時の意思決定を誤り、ファイナル・サードでの躊躇している姿が見られ、実際に土曜日の試合では右サイドの駆け上がりでミスした際にコンテが不満をあらわにする手振りがあった。ただし、後半に逆サイドのペリシッチもシュートを打つべき局面でパスを選択したために、コンテの怒りを買っていたのは、この監督の公平なところだろう。

コンテはウイングバックがファーポストではストライカーとしてクロスに合わせることを望んでおり、それはエメルソンの長所であるにもかかわらず、まだ結果を出せていないところである。しかし、彼の守備の堅さは、膝の負傷から回復しつつあるマット・ドハティや、今のところ未完成のジェド・スペンスよりも、イタリア人指揮官の考えるスパーズの基盤をより強固なものにしている。

この夏、エメルソンは、同ポジションでの序列を下げたことによって退団すると思われていたが、同胞のルーカス・モウラやリシャルリソン、そしてクリスティアン・ロメロやロドリゴ・ベンタンクールといった他の南米人とも親しくクラブに馴染んでいるようで、本人はとても幸せそうである。チームメイトの間でも人気があり、ソンとも仲が良く、チーム内では気さくな性格だ。

もし、トッテナムやエメルソンを誘惑するような他クラブからの獲得オファーがなければ、9月から始まる過密日程ででコンテはローテーションを余儀なくされ、ドハティやスペンスもその実力を発揮する機会が訪れるだろうが、現時点ではエメルソンがこのポジションを維持しているようだ。

この記事を評価する
タイトルとURLをコピーしました