スパーズが18ヶ月前にエバートンに支払った6000万ポンドの移籍金に見合った活躍ができてないリシャルリソンだが、スパーズの監督はこのブラジル人が鼠径部の手術を経て痛みによる制限なくプレーすることで、真価を発揮してくれることを期待している。
「彼にステップアップしてほしいと思っているのではない。チャンスだよ。すべてのフットボール選手にとって、本当に求められるのはそれだけだ。クラブや監督が選手に与えられるのは、『ここにチャンスがある。自分の足跡を残し、インパクトを残すためのチャンスだ』という基本的な環境以上に何もないよ」
「彼が戻ってくるのは素晴らしいことだ。今シーズン初めに苦しんでいた時よりも、彼はずっと自由に動けるし、身体的にも良くなっている。医療に頼ったことが彼にとってプラスになったようだ。彼は試合に向けての感覚が少し欠けているが、 昨夜(ウェストハム戦)、少しの時間でも彼を起用できたのは良かったよ」
「我々には彼が必要になる。我々には全ての選手が必要になるだろうね。現時点で我々が起用できる選手たちは、今から近い将来まで我々の主力選手を務めることになるだろう。彼らこそが、 我々チームの運命を好転させることを担うんだ」
ポステコグルーのアシスタントヘッドコーチを務めるクリス・デイヴィスに、スウォンジーの次期監督就任の報道が出ており、スパーズは来週、彼の退団に直面する可能性がある。これまでリバプール、レスター、セルティックで指導経験がある38歳のデイヴィスに対するスワンズのアプローチを、スパーズはすでに1度断っている。
ポステコグルーはデイヴィスの退団の可能性を否定せず、スウォンジーが若い指揮官を招聘できるかどうかは最終的には自身が判断できることではないと述べた。
「それは私の決定ではなく、クラブの決定だが、それが私のその決定に関与するだろう。私はスタッフを育成し、選手も育成する。同じ建物に優秀な人材がいれば、彼らは他のクラブからも求められているということだ」
「他のクラブの誰も我々のスタッフに興味を示さなかったらもっと心配だよ。今後の進め方に関しては、それはクラブの決定であり、クリスもそれに関与するだろう。私には自分の意見があるが、最終決定権は私ではない」
木曜日の夜にウェストハムに敗れた後、スパーズのキャプテンであるソン・フンミンはチームを「軟弱だった」と語り、その試合で717本のパスを通して75%のポゼションを保ち、23本の枠内シュートを放ったにも関わらず、選手たちを叱責したと語った。