ハリー・ウィンクス、トッテナムの小さなイニエスタの大きな野望

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チャロバーはワトフォードに移籍し、ロフタス・チークはローンでクリスタルパレスに渡った。

11月のノースロンドン・ダービーの終盤にウィンクスが途中出場を果たした時、この2人はウィンクスに大きな声援をおくっていた。

「イングランド代表に招集されて、そこでチームメイトと会うと、『あの試合の君は凄かったね』って話題になるのさ。周りの選手ほど、僕自身が誰かの刺激になってるなんて思ってはいないけどね」

「ネイサンとルーベンと僕は、プレミアリーグでフットボールをプレーしていて、それぞれが異なる道を歩んでいる。まったく異なる経験を積んでいくことになるのさ」

ウィンクスがプレミアリーグでプレーするのを観たチャロバーはチェルシーを去りワトフォードに

「イングランド人プレーヤーにとってプレミアリーグで出場機会を得ることがどれほど大変かってことはよく知られている通りだから、僕らみたいに若手にチャンスを与えてくれる監督なら、イングランド人にとってはありがたいよね」

シニアのイングランド代表に選ばれることをずっと目標にしてきた21歳のウィンクス。

「実現したら夢のようだね」

そう語るウィンクスだが、すでに昨シーズンのアウェイのCSKAモスクワ戦でチャンピオンズリーグでのデビューは果たしている。

ポチェッティーノやコーチング・スタッフから自身に向けられる敬意がウィンクスのモチベーションとなっており、ウィンクスのゴールなどにより昨年11月に3-2で勝利したウェストハム戦の後のコーチ陣の喜びようがその証左と言える。

「(試合の後)ちょうどシャワーを浴びに行こうと思って、タオルを持って座ってたんだ。そこにゴールキーパーコーチのトニがやってきて、『ハリー、監督の部屋に入ってこい』と言われたのさ」

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