ハリー・ウィンクスがチャンピオンシップのレスター・シティへの移籍を決め、トッテナムでのキャリアに終止符が打たれた。
football.london/Rob Guest & Tom Coley
ハリー・ウィンクスがトッテナム・ホットスパーを退団し、レスター・シティへ1000万ポンドでの移籍を果たした。5歳の時にスパーズに入団したこのミッドフィルダーは、イースト・ミッドランズのクラブへの移籍によって、トッテナムでの長いキャリアに終止符を打つことになる。
2014年3月のリバプール戦で初めてトッテナムのトップチームのベンチ入り。その8ヶ月後のヨーロッパリーグ、FKパルチザン戦からマウリシオ・ポチェッティーノのもとトッテナムの主力選手へと育っていった。その後、2019年のチャンピオンズリーグ決勝のリバプール戦で先発出場するなど、アルゼンチン人指揮官のもとでレギュラーとして活躍するも、ジョゼ・モウリーニョ、ヌーノ・エスピリト・サント、アントニオ・コンテの在任中は、残念ながらトップチームでの出場機会が途絶えていた。
12ヶ月前にトッテナム・ホットスパー・スタジアムを去ることを許可されたアカデミーのウィンクスは、昨シーズンをイタリアのサンプドリアにローンで過ごした。前半戦はケガのため出場機会はなかったものの、1月以降はジェノバを本拠地とするクラブで20試合に出場し、そのプレーぶりは印象的なものだった。
2023-24シーズンにどのクラブでプレーすることになるのか疑問符が灯っていたウィンクスだが、レスター・シティが早々にウィンクスの獲得に動いた。ウィンクスはトッテナムとの契約の最終年を迎えていたため、スパーズのダニエル・レヴィ会長は1000万ポンドの移籍金でレスターへの移籍を認めた。
7月23日(日)にタイのバンコクで行われるプレシーズン・マッチで、スパーズとレスターは直接対決するため、クラブで203試合に出場し、5ゴール、6アシストを記録したウィンクスはそこでさっそく古巣と対峙する予定だ。
ノースロンドンのクラブとの契約が残り12ヶ月となり、今回ミッドランドのクラブへの移籍を完了したウィンクスは、キングパワー・スタジアムに到着し、レスターの公式サイトで次のように語った。
「とても嬉しいよ。これからの挑戦にとても興奮している。素晴らしい歴史のあるクラブだし、設備も素晴らしい。ここに来ることができて本当に嬉しいし、準備もできているよ」
「早くここに来て、チームと一緒にプレシーズンをフルに過ごし、これから始まる試合に備えるのが楽しみだね。みんなが万全の準備を整えるために、そして自分自身をフィットさせるために、これから重要な数週間になるだろうね」
「新たなチャレンジと自分自身への挑戦も楽しみにしているんだ。レスターのようなクラブに来たことは、そのための絶好のチャンスなんだよ」