さらにスパーズはフラムのトシン・アダラビオヨにも強い関心を持っており、このセンターバックの獲得にクラブが名乗りを上げる機運が高まっているとfootball.londonは理解している。 しかし、他のクラブも興味を持っているため、早めに動き出す必要がある状況だ。
アダラビオヨはもしクラブ間が合意した場合にはトッテナムへの移籍を熱望していると考えられている。この移籍が成立すれば、スパーズにとってアダラビオヨがホームグロウン枠として数えられることも魅力的だ。
スパーズはまた、クリスタルパレスマルク・グエイとヨアヒム・アンデルセンも評価しており、それに加えて、昨シーズンにローン加入していたクレマン・ラングレも守備的オプションの一つとしてバルセロナと話し合いを行っている。
最大の問題は、どのクラブも代理人もスパーズが新しいセンターバックの補強が切実に必要であることを認識しており、足元を見られて価格が値上げされているということだ。
若くてコストの安い選手でさえも同様で、たとえばトッテナムは資金難のブラックバーンに問題につけ込み18歳のアシュリー・フィリップスの獲得に動いた際にもそれは見られた。
スパーズは、この高い評価を得るU-19イングランド代表ディフェンダーを約300万ポンド相当の移籍金で獲得できると見込み、クラブのアジア・ツアーの後半に合流させる計画があった。
しかし、この移籍取引は現在行き詰まっている。現時点では交渉が破綻しているとは考えられていないが、出来高の部分で多額の金額を要求されており、移籍金が大幅に値上がりしていることがネックになっていると考えられている。
フィリップスはこれまでチャンピオンシップで8試合しか出場していないが、成長を続ける190cmの長身センターバックはポステコグルーのトップチームの一員となる予定で、クラブがこの移籍マーケットでポステコグルーの獲得を検討している即戦力級のディフェンダー2人の1人にはならないと予想されている。
タプソバとファンデフェンははるかに高額な移籍金を要求されるセンターバックだが、アダラビオヨはフラムとの契約が最後の12ヶ月に達しているため、前述の2人よりもコストが低い。ラングレの移籍金は、バルセロナが放出を望んでいることからさらに安くなると予想されている。
ここでスパーズのダニエル・レヴィ会長は、どれだけポステコグルーをサポートするつもりなのか、あるいはクラブが別の補強ターゲットに矛先を切り替えるかが、現在試されている。クラブはデータ分析を利用して、タプソバとファンデフェンをポステコグルーのシステムに最適な候補としてマークした。
センターバックの補強については、より良い取引条件を求めて待ちの姿勢を決め込んだり、価格交渉を長引かせたりするのは避けるべきポジションだ。新加入の選手にとっても、ポステコグルーのフットボールのプレー・スタイルに慣れるまでに時間がかかるだろう。
