アンジ・ポステコグルー率いるトッテナム・ホットスパーのチーム戦力で最も顕在化している問題は、この移籍マーケットでもまだ解決されておらず、間もなく崖っぷちに立たされることになる。
football.london/Alasdair Gold
アンジ・ポステコグルーは早い段階でチーム戦力を改善するための優先ポジションとなるセンターバックの1~2人の補強ターゲットを特定したが、依然としてこの問題は解決されていない。
スパーズは昨シーズンのプレミアリーグで63失点を喫しており、それ以上の失点を許したクラブはほんのわずかだったこともあり、数人のセンターバックを優先して補強する必要があるのは明らかだ。新ヘッドコーチは先週、センターバックの補強が必要であることをすぐに認識したと明らかにした。
「そのエリアは私が早い段階で特定していたんだ。強化する必要があるいくつかのエリアについては秘密になってはいないと思うよ。ゴールキーパーもその1つであり、センターバックもそうだね」
ブレントフォードとのプレミアリーグ開幕戦よりも前に、センターバック補強を実現したいかと尋ねたとき、ポステコグルーはその願望をかなり明確に述べた。
「ああ、間違いなく我々はそれを狙っているよ。絶対にね。しばらくそれ(センターバックの補強)に取り組んできたし、我々はできるだけ早くそれを完了するように努めいるんだ」
「しばらく取り組んでいる」という言葉は、長年にわたってトッテナム・ホットスパーの多くの監督から聞かされてきたおなじみのフレーズだった。
この夏、スパーズはこれまでにゴールキーパーのグリエルモ・ヴィカーリオ、ミッドフィールダーのジェームズ・マディソン、ウィンガーのマノー・ソロモンの3選手を獲得し、デヤン・クルゼフスキとペドロ・ポロのローンを完全移籍とした。
しかし、昨シーズンの守備陣があまりにも貧弱で、ポステコグルーが早い段階で新しいセンターバックの補強の必要性を明言し、2人の補強を狙っているにもかかわらず、なぜセンターバックの獲得がまったく進まないのだろうか?
ヴィカーリオ、マディソン、ソロモンはすべて好機に乗じた動きであり、スパーズはすぐに獲得を決定づける金銭条件を提示していっきに獲得を決めた。
しかし、ポステコグルーのセンターバックの新戦力となる2人のうち少なくとも1人の獲得を遅らせているように見えるのも資金面の問題だ。
ヴォルフスブルクのミッキー・ファンデフェンとバイエル・レバークーゼンのエドモン・タプソバの獲得についてスパーズはクラブ間交渉を行った。