アントニオ・コンテ:ボーンマス戦を控えての記者会見

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VARについては、廃止を望んでいるのでしょうか?

正直なところ、VARはレフェリーがベストな判断を下すための大きな助けになっていると思うよ。というのも、イタリアでVARを使い始めたとき、我々は本当に確信を持っていたんだ。どのような状況でも、またベンチでも、人々はビデオでその場面をもう一度見直して、状況を何度も確認する適切な時間が与えられることを知っているので、我々は落ち着いて、リラックスできていた。

ポジティブな状況でもネガティブな状況でも、最も重要なことは判定に正直であること、そして最善の決断を下すことなので、私としては本当に満足していた。だが、6ヵ月が過ぎた頃から状況が変わり始め、VARが異なる解釈をするようになった。今は何が起こっているのかわからないね。

この前の試合で起こったことは、信じられないようなことだった。ゴールが決まり、次のラウンドへの進出が決まって喜んでいるところに、VARが状況を見直すために5分間も待たされて判定を下したのだが、それが正しいのか間違っているのかわからないんだ。これはフットボールではないよ。なぜなら感情、全員の感情、特に選手の感情をよくわからない理由で削いでしまうからだ。

ゴールを決めても、その後になぜそのような判定になったのかがわからない。ゴールの1分前に誰かがファウルを誘っていたのか?それとも1分前にファウルがあったのでゴールが取り消されたのか?もう起こったことだ。決まったことだが、これでは彼らが好き勝手に判定できてしまう。そこが違うんだよ。

だから、誰にとっても正しい解釈でなければならず、異なる解釈をVARが用いることはあってはならないと言い続けている。そのようなことをしていては、VARは今回のようにダメージを与えてしまうんだ。今回が初めてではないが、繰り返すがこのように問題を起こしてしまうので、大幅に改善しなければならない。

だが、私が家にいて映像を見るとき、他の試合の映像を見ているとき、VARの映像を見ていれば私にとってはベストな判断を下すのは簡単だ。でも、例えば、その逆の判定をVARがすることもある。ああ、私がフットボールを知らないからか、そうではなくVARの担当者が別の映像を見ているのだろう。

ここ数週間のチームの調子があまり良くないですが、選手が疲れているからでしょうか?

ヨーロッパ戦を戦っているすべてのチームが少し疲れていると思うよ。特にプレミアリーグでプレーしているチームは、プレミアリーグとチャンピオンズリーグの両方をプレーするために、毎試合重要な試合をしなければならないねです。そのため、ローテーションを組んで、毎回強いチーム戦力を編成することに細心の注意を払わなければならない。

確かに3日おきに試合をすれば、怪我をするリスクもあるし、選手が疲れるリスクもあるし、疲れているからこそミスも多くなる。シーズン当初からわかっていたことなので、この日程に不満はないよ。我々にとっても、他のチームにとっても、このスケジュールは同じなんだ。6~7日おきに試合をするようなチームと対戦するときは、少し難しいね。おそらく、相手の方がエネルギーやプレーの強度が高いからね。

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