Evening Standard/Dan Kilpatrick
日曜日の午後、スタンフォード・ブリッジでチェルシーとトッテナムがシーズン序盤のロンドン・ダービーで激突する。
チェルシーはジョルジーニョのPKでフランク・ランパードのエバートンを撃破し、スパーズはホームでサウサンプトンを4-1で振り切って序盤の失点から立て直し、逆転して勝利した。
そして今、両チームは2022-23シーズンに待ち構えるいくつかの大きな試練を前に、現段階でのそれぞれのクラブの立ち位置を決定する、待ちに待った大一戦に臨む。
チェルシーはトッテナムとの過去11回の対戦のうち9試合に勝利しており、現在は5連勝中で、その中には今年1月のわずか18日間で3連勝をした試合も含んでいる。アントニオ・コンテは古巣相手に一矢報いることができるのだろうか?
Standard SportのDan Kilpatrickが、日曜日の試合を決定付けるであろう3つの重要なポイントについて考察している。
カギとなるワイドエリア
アントニオ・コンテは、ウイングバックの選手選考で最大のジレンマに直面する。ライアン・セセニョンはサウサンプトン戦で得点を挙げたが、イヴァン・ペリシッチはビッグゲームでの経験があり、暴れ回るリース・ジェイムズに立ち向かうにはより安全な選択となるかもしれない。
もう一方のサイドで、トーマス・トゥヘルはベン・チルウェルに固執しそうだが、コンテはエメルソン・ロイヤルとマット・ドハティのどちらかを選ばなければならない。ワイドエリアの個人戦が、試合の結果を大きく左右することになりそうだ。
クルゼフスキ vs クリバリ
デヤン・クルゼフスキは、スパーズの攻撃的な2トップをスリリングな3トップに豹変させている。セインツ戦でも目立っていたこの男は、日曜日のロンドン・ダービーでプレミアリーグ・デビューから20試合目にしてアシスト数2桁を達成しようとしている。
カリドゥ・クリバリはデビュー戦のエバートン戦で3バックの左を任され、素晴らしい働きを見せたが、スパーズとクルゼフスキとのマッチアップで早くも試練に直面する。
セットプレーのアプローチ
セットプレーは昨シーズンのスパーズの最大の弱点の一つであり、チェルシーの強みの一つでもあった。コンテはセットプレーの専任コーチを任命するなど、この問題への対策を講じたが、それでもスパーズはプレシーズンのローマ戦でコーナーから失点している。
トゥヘルはエバートン戦でのセットプレーに不満を抱いており、その改善を求めている。慎重な試合展開が予想される中、ここで優位に立てるかどうかは重要なポイントだろう。