IFABは、どちらもオフサイドと判定されるべきとしている。そこで先月、IFABはこのようなオフサイドの判定の状況についてのガイドラインを明確にし、同時に、このルールはすべての主要リーグと大会で明らかに異なる方法で適用されているにもかかわらず、ルール事態は何も変わっていないとも述べた。
その結果、エムバペやケインのように、ディフェンダーがインターセプトをするために、自分の行動をコントロールできずにボールに触れたようなケースでのオフサイドの見逃しは、もう見られないはずである。しかし、新しいガイドラインはまだ解釈の余地を残しているため、論争が完全に終わるとは思わないで欲しい。
新シーズンに向けての注目すべきルール改正は、他には何もない。
VARでの変更は？
特筆すべきことは何もない。当初の報道とは異なり、ファンがVARの音声を聞けるようにする計画はすぐに採用されることはないが、シーズン後半には見られるようになるかもしれない。
高いレベルでの判断基準が適用されるため、審判がピッチサイド・モニターを見て判定を変えるのを見ることはまずないだろう。VARが介入するためのハードルは非常に高くなると、もしも介入した場合は判定がほぼ確実にひっくり返ることになり、それはVARがミスをしない前提に依存するため、明らかな欠陥があろう。
また、アシスタントがオフサイド・フラッグを上げるのを遅らせるのは、非常に明白なゴールに向かった攻撃の場面（つまり、ボールがウイングに展開されるような場面は対象外）で、かつ際どい判定のときだけにするように言われている。アシスタントは、攻撃の動きを誤って止めてしまわないようにしなければならず、判断が難しいところだ。
PKか否かのレビューの手順は変更されず、最小限の接触での転倒や、大げさな転倒による、いわゆるソフト・ペナルティを制限することを目的としている。
また、「通常のフットボールにおける接触」とみなされるものについての一貫性を保つことは簡単ではないが、ペナルティエリア内でのホールディングに重点が置かれる。相手がボールにチャレンジするのを妨げるような持続的なホールディングがあった場合、あるいはディフェンダーの動機が相手を抑え込むことだけで、自分がボールに触れにいこうとしていない場合は、PKが与えられることがある。
