2022-23シーズンのプレミアリーグの新ルールを紹介:オフサイド、5人のサブ、マルチボールなど…

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遅延行為を省くマルチボール・システム

ゴールキック、フリーキック、スローインでの遅延行為はますます問題になっており、昨シーズンのプレミアリーグの試合ではボールがプレーされた時間は平均55.07分だったようだ。

この問題を改善するために、COVID-19による中断後に再開した無観客の期間に採用されたマルチボール・システムが全試合で再導入される。ピッチ上に1個、第4審判に1個、ピッチ外周のコーンに8個、ボール・アシスタントと一緒に配置された10個のマッチボールが使用可能になる。

これは、ボールがより早くピッチに戻されることを意味し、審判はリスタートの遅れを最小限に抑え、必要であれば遅延行為に対しイエローカードを出すように指示されている。もし、ボール・アシスタントがホームチームに有利になるように振る舞った場合は、審判はそれを破棄し、ワンボール・システムに戻す権限を持っている。

5人の交代要員

こちらもCOVID-19による中断の後の再開の時に戻すルールとなるが、クラブは1試合で最大5人の交代要員を使うことができるようになる。

イングランドのフットボールは、この競技のルールを司るIFAB(国際フットボール評議会)が2019-20シーズンの終盤に暫定措置として導入した、5人の交代要員を再び採用した。このルールは、これまで2シーズンに渡って再導入が議論されていたが、プレミアリーグのクラブは何度も反対票を投じてきた。しかし今年初め、IFABが恒久的なルール改正としたことで、イングランド・フットボール界はついに譲歩し、5つの交代枠の導入に票を入れた。

なお、今シーズンは試験的な期間として脳震盪による交代枠が残されている。

5人の交代枠の導入を訴えてきたリバプールのユルゲン・クロップ監督
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