コンテのスペンス欠場の決断、マット・ドハティの示唆、リシャルリソンを愛する理由

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このイタリア人は韓国で、スペンスは自分が求めた補強ではないと明言したが、同時に、このU-21イングランド代表がトッテナムにとって重要な選手になれることを示したと信じているからこそ、この移籍に許可を出したとも明言している。

スパーズとパラティチは、スペンスが高さ、スピード、技術、ディフェンダーを突破する能力、そして守備の堅さなど、コンテのウイングバックに求める条件をすべて満たしていることから、スペンスをスカウトし、補強を進めたのだ。しかし、だからといってすぐにスタメンで起用されるとは限らない。

昨シーズン、スペンスはノッティンガム・フォレストにローン移籍して活躍したが、それはチャンピオンシップでのことで、プレミアリーグのチームへのステップアップは大きなものであり、ましてや新シーズンに少なくともイングランドのトップ3に食い込むという野心を持ったチャンピオンズリーグに出場するチームへの移籍となると、なおさらであろう。

コンテへのアピールが届く場所は、練習場である。すぐに出番が与えられなくても拗ねることなく、ホットスパー・ウェイのピッチで全力を尽くし、チームの中で最もフィットした選手の一人となれば、コンテの注意を引くことができるだろう。昨シーズン、ドハティが先発メンバーに入ったのも、印象づけるためにアピールを繰り返した方法も、まさにこれだった。

スペンスはライアン・セセニョンと友人である。セセニョンはすでにコンテのウイングバックになるためのアドバイスをペリシッチから受けており、ミドルズブラからやってきたスペンスは、クロアチア人の経験を生かすと同時に、コンテが好むプレーを習得するためにドハティを観察することになる。

イタリア人は、ピッチに立った瞬間から相手を手こずらせるような選手を求めており、だからこそリシャルリソンはすぐにコンテに気に入られたのだろう。

「リシャルリソンは、ゲームに影響を与えるプレーでとても気に入っている。このような選手が必要なんだ。リシャルリソンが先発したり、試合に出たりすると、周りに大きな影響を与えることができる。僕らにとってはとても重要な存在だよ。ソニーの控えにも、ケインやクルゼフスキの控えとしても、彼は必要だ。我々には試合はたくさんあるので、彼は重要な選手だよ」

セインツ戦を出場停止で欠場するブラジル人ストライカーだが、その多才さと、ピッチ上の11人のクオリティを落とさずにローテーションをするというコンテの意向により、今シーズンは多くの出場機会を得ることになりそうだ。

コンテは、この敗戦がプレシーズンで無敗だったチームの自己満足を打ち消したかもしれないと考えている。

「負けて終わるのは確かに良くないが、同時に環境やクラブ内外にいる人々のために、地に足をつけて行動することができる。そして、謙虚に、努力を続けなければならないことを理解することだ」

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