ハリー・ケインを体調不良に追い込んだアントニオ・コンテの残酷なトレーニングの陣頭指揮を執る鬼軍曹

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ソニー
ソニー

この記事は「ラメラとロメロ」のくだりが面白いよ!

Football London/Alasdair Gold

トッテナム・ホットスパーの選手たちはピッチに倒れ、イングランド代表キャプテンは、韓国での暑い中での過酷なセッションの後、体調を崩した。

ソウル・ワールドカップ・スタジアムでのトッテナム・ホットスパーの公開練習中、6,000人の韓国人ファンが突然、不気味に静まり返る瞬間があった。

国民的ヒーロー、ソン・フンミンがグラウンドの端でピッチに倒れ、横向きに転がりながら本当に苦しそうな顔をしていたからだ。ハリー・ケインもその数分前に同じように倒れ、タッチラインに投げ出され、冷たいタオルを首の後ろに当てなければならなくなった。

何千人もの韓国人が、アントニオ・コンテが自分たちの代表キャプテンに何をしたのかと心配し、スタジアムの中は本当に居心地の悪い空間となった。歓声が上がったのは、彼が立ち上がったときだった。ソンは韓国で兵役による軍事訓練を受けたが、今回は明らかに彼の身体が準備できていないためだった。

このトレーニングにおいてコンテは扇動者であったかもしれないが、主役である鬼軍曹はジャン・ピエロ・ベントローネであった。ナポリ生まれの62歳のフィットネスコーチは、スパーズの選手を鍛え抜くことで喜びを感じているように見えた。さらぶが観客が選手を声援をおくると、さらに残酷なタスクを課すような冷酷ぶりだった。

1時間半以上に渡るトレーニング・ドリル、ロンド、10対11のツータッチ・マッチ、そして11対11の練習試合が行われた後に、この地獄のランニング・セッションが行われた。気温が30度近くまで上がり、サウナのような湿度の中、他のチームであればセッションはこの時点で終了していたはずだろう。

しかし、イタリアで「The Marine(海兵隊員)」と呼ばれていたベントローネには、それとは別の選択肢があった。3~4回のランニングの後、短い休憩を挟んで42回のピッチ・ランニングを行い、時差ぼけしたスパーズの選手たちが24時間余りで3回目のトレーニングセッションを終えたときに、どの選手がその距離のランニングで速度を維持できるかを試したのである。

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