トッテナムでさまざまな監督のもとで過ごしたウェールズ人が、クラブ内の組織について語った。
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アンジ・ポステコグルー体制での1シーズン目の手応えから、トッテナムの長い無冠時代に終止符を打つと本当に信じていたベン・デイヴィスが、クラブ内の組織について語った。
31歳のデイヴィスは、2014年、スウォンジー・シティの左サイドバックとしてウェンブリーでリーグカップを勝ち取ってからスパーズに加入したことを誇れる立場ではあるが、そんなことはしない。ノースロンドンでの10年間でデイヴィスはトロフィーにさらに上乗せすることができなかった。
YouTubeのThe Business of Sportに出演したデイヴィスは、トッテナムでの自身のキャリアを掘り下げ、ポステコグルーの就任した2023-24シーズンこそ無冠時代が終わると手応えを感じていた。
「トロフィーが獲得できないことでだんだん僕らにプレッシャーを与えることになるだろうけど、だからって努力が足りてないわけじゃないんだ。トロフィーは僕らが長い間必死に望んできたことだし、このクラブの全員が最も望んでいることだからね。選手として強いフラストレーションを感じることもあるけど、同時に、クラブが大きく変化してくれていることには感謝しているよ」
「スタジアムの移転で、ウェンブリー・スタジアムで数年間過ごした。当時はちょっとクレイジーな感じだったけど、今ではその基盤を築けていると感じるよ。物事は一夜にして起こるものではないし、その基盤を築き、これから数年間でチャンスがあるだろう」
「今シーズンは本当に僕らの時が巡ってきたと思っていたけど、フットボールは勝つのがとても難しい競技なんだ。多額の資金を投入するだけでは結果が保証されないよ。チーム戦力を作り、それを正しく運営することが大事なんだ。おそらくそれがスポーツで最も難しいことだよ」
ウェールズ代表のデイヴィスは、このフットボールクラブにおけるスポーツ・ディレクターの役割についても質問を受けた。トッテナムでの10年間で、デイヴィスはクラブ内でそのような役職にある人々と多く接してきた。シーズン中にアストンヴィラからやってきたヨハン・ランゲが現在のテクニカル・ディレクターとなり、また体制変更が加えられた。
「トッテナムでは、僕が最初に来たときから大きく変わってるんだ。その意味では、(長く在籍している)僕はおそらくその話題に適任だと思うよ。なぜなら、僕は、経営陣と選手たちが強くつながっていた時代を見てきたし、今ではスポーツ・ディレクターがやって来て、その溝を本当に埋めてくれたと思っている」
「その役職の人間が選手と経営陣の間の溝を埋めることもある。難しい問題だよ。最終的にはスポーツ・ディレクターを配置する方がより良い構造だと思うからね。スポーツのビジネス面、クラブのオーナーシップと経営陣のニーズと要望に結びつける役割で、選手やプレーするチームにも関係があるんだ」