昨シーズンにファルケのもとでエランド・ロードの左サイドバックとしてプレーし、21ゴール、10アシストを記録したクリセンシオ・サマーフィルも、今夏リーズを離れると噂されている。トッテナムとリバプールは、この22歳のオランダ人の獲得が噂されているクラブだ。リーズを離れる可能性のあるもう1人の選手は、過去にトッテナムやさまざまなクラブへの移籍が噂されていた20歳のウィルフリード・ニョントだ。
一方のリーズもトッテナムの選手の引き抜きを狙っている。グレイが今夏に退団することになったとしても、あるいは移籍しなかったとしても、ファルケがオリヴァー・スキップとの共闘を望んでいるとfootball.londonは理解している。23歳のスキップは、2020/21シーズンにこのドイツ人指揮官のもと、ノリッジでチャンピオンシップを制した際にミッドフィルダーとして常に存在感を示していた。
スキップはトッテナムのトップチームでこれまでに106試合に出場しているが、昨シーズンは21試合に出場したものの、そのうち先発はわずか7試合、プレミアリーグでは5試合のみだったため、来シーズンはレギュラーとしてプレーしたいと考えている。
リーズは、財政状況に応じて、スキップを完全移籍かローン移籍のどちらかで検討するとみられる。ファルケのもとで再びプレーするという選択肢は、この若きミッドフィルダーにとって魅力的だろうが、トッテナムがスキップを放出することに決めた場合、プレミアリーグのいくつかのクラブもその動向に注視する可能性が高い。
スパーズにとっての問題は、スキップのスパーズにおいて希少な存在だということだ。ホームグロウン枠の選手であるだけでなく、クラブ育成枠でもあるスキップは、ヨーロッパリーグの選手登録において圧倒的に有利な存在だ。契約はあと3年残っており、この年齢でプレミアリーグに77回出場している経験豊富なスキップは、獲得を狙うクラブにとって安くは手に入る選手ではないだろう。よって、現状のリーズにとっては高嶺の花かもしれない。
リーズがファルケとの再会を望んでいるもう1人の選手はジョー・ロドンだ。26歳のウェールズ代表ディフェンダーは、昨シーズン、ドイツ人監督のもとでほぼ常にプレーし、50試合に出場してチーム内で最高の貢献を果たした選手の1人だった。
リーズは引き続きロドンの獲得を目指しており、昨シーズン、プレミアリーグへの自動昇格を果たしたイプスウィッチとレスターもロドンへの関心を強めているとfootball.londonは報じている。
フォクシーズは現在、ロドンのスウォンジー時代の恩師であるスティーブ・クーパーを指揮官に据えているが、利益と持続可能性に関するルール（PSR）に違反したとして、大幅なポイント減点の可能性がある。スパーズとの契約を12ヶ月残しているこのウェールズ人の獲得には、サウサンプトンなどのクラブも興味を示しているが、さらに他のクラブが獲得に乗り出す可能性もある。
これからの夏には、トッテナムとリーズとの間で多くのビジネスが成立するか、それともまったく行わないのかが明らかになるだろう。
