アンジ・ポステコグルーとトッテナムは、ブレントフォードがリーズ・ユナイテッドの若き天才アーチー・グレイの獲得で合意に至らなかったことにつけ込もうとしている。
football.london/Rob Guest
トッテナムはアーチー・グレイの獲得についてリーズ・ユナイテッドと交渉中だとfootball.londonは理解している。土曜日にブレントフォードと個人的条件で合意し、移籍に向かう見込みだったチャンピオンシップのクラブは、日曜日、ビーズが提示した4000万ポンド相当の移籍金を拒否した。
LeedsLiveが伝えたところによると、ウェスト・ヨークシャーのクラブがブレントフォードが提示した契約内容に不満を抱き、この移籍を取り消したようだ。チャンピオンシップを戦うリーズで素晴らしいシーズンを過ごしたあと、イングランド北東部のダラム生まれのグレイにはプレミアリーグの多くのクラブが関心を示している。
トッテナムもその1つで、football.londonは以前、クラブがこの若手に強い関心を示していると報じている。リーズのプレミアリーグ昇格争いにおいて重要な役割を果たしたグレイだが、リーズはチャンピオンシップのプレーオフ決勝でサウサンプトンに0-1で敗れた。そして、トッテナムがなぜ今、この万能型の若者の補強を成立させようとしているのかは容易に理解できる。
リーズがプレミアリーグへの復帰に失敗したことは、この夏、エランド・ロードから注目度の高い選手の何人かを放出しなければならないことを意味する。リーズは未払いの移籍金が1億9000万ポンドと報じられており、チャンピオンシップで最も高い給与額の1つであるなかで、グレイはクラブのそういった財政状況を緩和するために大きな移籍金をもたらすことができる。
グレイのトッテナムへの移籍をめぐる交渉は、現在、まだ初期段階にあるが、この移籍が成立すれば、このU-21イングランド代表はクラブにとって非常に賢明な補強となる可能性がある。本来はミッドフィルダーであるグレイは、2023/24シーズンの大半を右サイドバックとしてプレーした。
この若手はダニエル・ファルケのリーズでその役割を任されて優れた成績を残しており、右サイドバックでプレーできる能力はアンジ・ポステコグルーにぴったりだろう。トッテナムにはペドロ・ポロの代わりとなる選手がいない。夏の移籍が噂されているエメルソン・ロイヤルは残念ながら、中央エリアに入ってプレーする能力に長けていない。
しかし、グレイは本職がミッドフィルダーであるという事実から、偽サイドバックの役割を自然にこなすことができる。さらにこのリーズ出身の若者はミッドフィールドでもさらなる競争をもたらすだろう。将来的にはこのミッドフィールドのポジションで確固たる地位を確立することが確実だ。
