ジオバニ・ロチェルソにぞっこんのチャビ・エルナンデス

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Mundo Deportivo/Fernando Polo

ジオバニ・ロチェルソは、ロベルト・レヴァンドフスキにボールを供給する役割を果たせるプレーメーカーの条件を満たしているとバルセロナの指揮官であるシャビ・エルナンデスにみなされている。

この役割に当てはまるのは、過去2シーズン、トッテナムからビジャレアルにローン移籍していたアルゼンチン人ミッドフィルダーであり、その将来は未確定だが、スパーズと2025年までの契約を結んでいる。

イエローサブマリンでチームメイトだったアレックス・バエナもバルサの監督のお気に入りだが、21歳という年齢と6000万ユーロというバイアウトがあるために獲得はほぼ不可能だ。

バルサにはインサイドのプレーメイカーとストライカー、特にロベルト・レヴァンドフスキにボールを供給できる足技に長けた選手が必要だとチャビは考えている。だからこそアシストとフィニッシュで際立つプレーメーカーを補強したいと考えているのだ。このプロフィールに当てはまる選手の中で、監督が非常に気に入っているのが、ここ2シーズン、トッテナムからのローンでビジャレアルでプレーしている27歳のジオバニ・ロチェルソである。

このアルゼンチン人はミッドフィルダーとしてエリート級の選手だが、ベティスではプレイメーカーとしてプレーし、2018-19シーズンには46試合に出場して16ゴール、6アシストを記録した。それらの偉大な記録によって、4000万ユーロの移籍金でトッテナムへの道を切り開いた。しかし、このアルゼンチン人はロンドンのクラブではうまくいかず、ビジャレアルで2年間のローン生活を送り、これから2025年まで契約を結んでいるトッテナムへ戻らなければならない。

リオネル・メッシの帰還が叶わず、イルカイ・ギュンドアンの決断が未定となっているため、バルサでは、ブスケツとインテリオールの退団したことにより守備的なピボットのミッドフィルダーの方がプレーメーカーよりも優先ポジションとされている。つまり、プレーメーカーはチャビにとって必要な戦力には違いないが、最も必要なポジションとは言えない。

いずれにせよ、バルサがプレーメイカーを補強するとすれば、監督のお気に入りであるロチェルソが本命視されるだろう。ビジャレアルのアレックス・バエナもチャビは評価しているが、彼は2028年までの契約とバイアウト条項が6000万ユーロに設定されていること、そして素晴らしいシーズンを送ったことからビジャレアルが手放したくはないために、補強はほぼ不可能である。

ロチェルソは、トッテナムからのローンでビジャレアルに移籍して2シーズン目を終えたところだ。アルゼンチン代表で42キャップを誇るこの男は、レアル・ベティスからのローンでスパーズに移籍し、その数ヶ月後に4000万ユーロの買取オプションが行使されて完全移籍となったが、プレミアリーグのクラブで地位を確立することができなかった。

トッテナムは今、彼の将来について決断しなければならない。スコティッシュ・プレミアリーグを2連覇したセルティックからやってきたギリシャ系オーストラリア人のアンジ・ポステコグルーが、彼にどのような役割を与えるかはまだわからない。

2021年にメッシと共に優勝したコパ・アメリカで5試合に出場し、カタールでのワールドカップの直前に右足の大腿二頭筋腱を断裂したために本戦出場を逃し、復帰は3月上旬まで待たされることになった。シーズン終盤、チャンピオンズリーグ出場権をかけて最後まで戦っていたキケ・セティエンが率いるビジャレアルにとって、彼は重要な存在だった。結局、レアル・ソシエダがトップ4争いを制し、イエローサブマリンは5位で来シーズンのヨーロッパリーグへの道を歩むことになった。

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