フットボール・ファンとしての立場から、マンチェスター・シティのような抜きん出た優位性を持ったチームがあり、プレミアリーグを4連覇できる可能性があるということはどのくらい問題ですか?
まあ、彼らはまだそれを成し遂げてはいない。そこは重要な点だ。彼らはまだそれを達成してないが、もし彼らがやるだろうと周りが思ってるのなら、それは問題だろう。なぜなら、誰もが彼らのためにレッドカーペットを敷いているのだからね。そんなことはしてはいけない。他の監督ならそんなことはしないと思うよ。私は彼らがタイトルを手にするのを座って見守るつもりは決してない。そうなったとすれば私は不快だよ。
その優位性を打ち破り、その優位性に挑戦するチームを築き上げようとする各クラブの手にかかっている。サポーターとして私はずっと感じていて、この競技のサポーターであり、若い頃からクラブをサポートしてきたし、ただ自分のクラブに興味があっただけだった。周りのことは気にしなかったよ。私はただ自分のクラブが勝って、自分のクラブが成功することだけを望んでいた。私は心の底から他のチームを憎んではいたが、基本的に他のチームのことなど気にしていないし、それよりも自分のチームが成功することだけを望んでいた。
スパーズ・ファンの大多数は負けてほしいと思いますし、ライバルの失敗を笑うことはフットボールにおいて大きな要素を占めていますが、ソーシャルメディアの時代になって、そのような感情が実際よりも大きなことになっていると思いますか?
そうだね。ソーシャルメディアを使っているなら、99%の人がそう(スパーズの負けを望む)だろうが、それが現実の世界だなんて思わないでくれよ、チャーリー。もっと広い視野を持って欲しい。それがあなたにとっての現実世界であればカウンセリングが必要だね。
ライバル関係は理解できるが、自分のチームが負けることを望むファンのことは決して理解できない。セルティックとレンジャーズという世界最大のライバル関係の真っ只中にここ数年はいたので、ライバル関係は理解できるが、自分が応援するチームが負けることを望むなんてのは理解できないよ。スポーツはそういうものではないし、そこは私が好きではないところだ。
私がこの競技で何よりも好きなのは、誰かを倒すために自分自身に挑戦し、成功を収めるという競争心だ。それ以外はこの競技とは何の関係もない。私には関係がないことだよ。
そのように考えたい、他人の不幸から喜びを得たいのであれば、それは私の人生の生き方とは異なるし、そこが自分の役割であるとは認識していない。私の役割はこのフットボールクラブに成功をもたらすことであり、それが2人の友人であれ、あなたの言う99%の人たちであれ、スパーズ・サポーターの100%が我々が勝ち、成功し、トロフィーを獲得することを望んでいることはわかっている。それは疑いの余地のないことであり、明日の夜に我々が勝つことで、スパーズ・サポーターの100%に喜びをもたらすことができるよ。