錆びついたベンタンクールとスーパーなサールの中盤 – ブライトン戦レビュー part 4

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ベンタンクールがハーフタイムを終えてトンネルから出てきたとき、その隣にはイヴ・ビスマが歩いていた。ビスマはベンタンクールのやる気に火をつけようと激励のような言葉を投げかけているようだった。その後、マリ代表ミッドフィルダーはベンチに向い、ベンタンクールはピッチへと進んでいった。

後半、ベンタンクールは調子を上げた。やがて再びリズムを掴むことになるだろうが、ジョンソンと同様に、中盤のポジションをめぐるポジション争いが激化しているため、今後数週間はシャープさを取り戻すまでベンチでの役割を果たすことが多くなるかもしれない。

パペ・マタル・サールはその年齢に似つかわしくないプレーを続けており、彼のエネルギーと自信はベンタンクールとは対照的で、パスの数はウルグアイ人の28本に対して48本、パスの成功率は83.3%と82.1%と共に高く、タッチ数はベンタンクールの39回に対して57回だった。21歳のサールはピッチに18分間ほど長く残っているとはいえだ。

セネガル代表でのアフリカ・ネイションズカップをはさみ、トッテナムで先発出場した試合では2試合連続でゴールを決めているサールは、その優れた戦術的知性、動き、攻撃能力のおかげでポステコグルーの先発メンバーからほぼ外せない存在となった。

クルゼフスキのパスに合わせて中央を走り抜け、ルイス・ダンクが試みたタックルでリシャルリソンへのパスは阻まれたものの、そのボールが右ポストに当って跳ね返ると、角度のないところから左足で見事に決めたこの若きミッドフィルダーのゴールは、十分に称賛に値するものだった。

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