錆びついたベンタンクールとスーパーなサールの中盤 – ブライトン戦レビュー part 4

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スパーズの選手たちは、ポステコグルーのシステム内での習熟度と適応度においてさまざまな段階にある。

football.london/Alasdair Gold

3度のセリエA制覇を成し遂げたロドリゴ・ベンタンクールのような選手でさえ、現時点では錆びついた厄介な呪縛を経験している。

26歳のウルグアイ人は、昨年の十字靱帯損傷からのリハビリが終盤に差し掛かり始めた頃、トッテナムのスポーツ・サイエンスのスタッフの間では、ベストの状態に戻るのは2024/25シーズンになるのではないかという見通しが常にあった。

それはベンタンクールに限ったことではない。このような深刻な長期にわたる怪我の後は、肉体が自らを再構築する必要があるため、選手は負傷前は自然にやってのけたすべての動きを再度教え込む必要がある。

むしろベンタンクールはいつも闘士だったので、特にアストンヴィラ戦の32分間のパフォーマンスのレベルは期待を良い方に裏切ったほどだが、マッティ・キャッシュのタックルで足首の靱帯を損傷して再び離脱となった。

しかし次に復帰してからは、マンチェスター・ユナイテッド戦を除けば昨シーズンにクラブでわずか563分しかプレーしていない選手を体現しているように見えた。

だがそれは理解し難いことではなく、ホットスパー・ウェイでのハイペースのポステコグルーのセッションと実戦を重ねることで、彼はよりシャープになっていくだろう。

土曜日、ベンタンクールは自分のちょっとした気の緩みの瞬間に落胆しているように見えることもあり、特に前半に重要な位置でボールを2度も奪われた時は頭をうなだれていた。1回目はファンデフェンがダニー・ウェルベックにファウルを犯し、ブライトンのペナルティにつながってしまった。

2点目は三笘薫にチャンスをもたらし、これをヴィカーリオが抑えた。ベンタンクールは前半45分間で3度目の似たような場面でようやく幸運を掴んだ。スパーズ陣内でのタックルを受けそうになったが、そこはなんとか耐え切った。

ベンタンクールの特徴の一つは、どんな状況でもチームメイトから信頼されてボールを受けられることだ。それが裏目に出た最初の2回の場面では、ファンデフェンとヴィカーリオのパスはどちらも速く、さすがのベンタンクールも対処するのが困難だった。

ミッドフィルダーは通常、難しいプレーをシンプルに見せるが、ベンタンクールのパフォーマンスはまだそのレベルに完全には戻っていない。

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