ベン・デイヴィスは控えめなスターだ。ウェールズの守備を築く岩石であり、トッテナムで最も長く在籍した現役選手であるにも関わらず、デイヴィスはその同僚たちのように称賛されることはない。
BBC Sport Wales/Dafydd Pritchard
それは一部には、ギャレス・ベイルやハリー・ケインらと一緒にプレーすることでその影に身を隠すことを望んでいる30歳のディフェンダー本人の意図によるものである。
しかしどんなにスポットライトを避けようとしても、デイヴィスのクオリティは光り輝いており、その存在は所属したチームが歴史を変えるのに貢献してきた。
ユーロ2016ではスロバキア戦での失点を紙一重のところで免れるクリアがあったが、これがなければウェールズの準決勝進出は実現しなかったかもしれない。
そして、2019年のチャンピオンズリーグ準決勝。彼のインターセプトがトッテナムを土壇場で同大会史上最も劇的な逆転劇に導いた。
現在、正式なキャプテンのアーロン・ラムジーが不在のためデイヴィスは母国ウェールズのためにキャプテンの腕章を着けているが、おかげで周囲にその存在を気づかれないようにするのは少し難しくなっている。
ウェールズは木曜日にユーロ2024のプレーオフ準決勝でフィンランドをホームに迎え、本戦出場に向けて大きな前進を目指すことになる。
デイヴィスは一貫性と冷静さにおいて模範的であり、彼のチームに欠かすことのできない選手だ。
車の窓を手で回して開ける唯一のプレミアリーガー
デイヴィスは常に目立たず静かに知的なキャラクターを維持しようと幼い頃から努めてきた。
