劇的な瞬間はサウススタンドの前で訪れる – ブライトン戦レビュー part 1

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アンジ・ポステコグルーがトッテナムの目指すクラブの基礎を築くためにレンガを積み続けており、まだ初期の構築段階にあるスパーズのチーム戦力にとって、これはまた特別な瞬間だった。マディソンは、たまにリラックスし過ぎとも思われるプレーをしていたとはいえ、後半のドラマにおいて大きく貢献してみせた。

マディソンは試合後のクラブのインタビューで次のように語った。

「僕らはよくこういうの(終盤の決勝ゴール)をやっている気がするんだよね。もちろん3-0で楽勝したいけど、終盤にこのような崖っぷちのゴールを決めるのもまたビューティフルなんだ。このような試合の幕切れにするには、真のキャラクターとメンタリティを示し続けなければいけない。素晴らしい気分だよ」

「ブライトンは本当に優れたチームで、練度が高いんだ。試合でこのようなチームとこのレベルでプレーすると、その練度の高さを実感できる。彼らはよく指導されていて、良いシステムでプレーし、全員が同じ波長を持っているんだよ」

「それが、ブライトンが相手に問題を引き起こす理由で、彼らは一度きりではなく数年にわたってビッグ6の扉をたたき続けている理由だよ。厳しい戦いになるだろうと僕らは覚悟していた。後半、僕らはビルドアップの方法を理解してからはかなり良くなった。相手はピッチ全体でマンツー・マンのプレスをかけ、後方に多くのスペースを残していたけど、ボールを持っている選手から0.5ヤード(46センチ)まで間合いを詰めなければクオリティの高いパスを通されて、守備する方は苦労することになる。僕らはそれを早い段階で知らされたよ」

「僕らは前進し続けたし、決勝点は本当に素晴らしいゴールだったね。ビルドアップから本当に良い動きだった。まさに監督が僕らに望んでいた通りのプレーだったので、監督はこのゴールに満足してくれると思う」

「監督はファーポストに反対側のウインガーが詰めることをいつも言ってるんだけど、あれはソニーからの実に見事なクロスだったね。ブレナンは監督の指導をしっかりと聞いて、学んで、それに取り組んでいるから、あの形でゴールを決めているんだ。よくやってくれたよ」

「実はセレブレーションに僕は参加できなかったんだ。足がガクガクしてしまって、ただピッチに倒れ込んで祝うしかなかったんだよ。でも、あの(サウス)スタンドだよね。どのスタンドも今日はスタジアム全体が素晴らしくて、ずっと僕らを盛り上げてくれた押し上げてくれたんだけど、あれは特別なスタンドだよ」

「あのゴールのような終盤のゴールはすべて、あのスタンドの前で生まれたように思うね。今日もファンに感謝するよ。彼らが僕らを前進させてくれているからね。試合に出場しているときは、時々それを忘れてしまうことがあるかもしれない。(順調に)勝っているチームを後押ししない日が来るかもしれないと考えていたけど、ファンのみんなは僕らを後押ししてくれるし、その1%の差が役に立つんだ。ありがとう」

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