ポステコグルーにとってのもう一つの主な決断は、右サイドバックをペドロ・ポロではなく、エメルソン・ロイヤルにしてより守備的な布陣にするかだ。しかし、俊足のガブリエウ・マルティネッリは出場可否に疑問があり、第一子が生まれて父親になって今週ブラジルから帰国したエメルソンが、いきなりラインナップに加わる必要性は低いかもしれない。
ポステコグルーはこれまでのところ、自分が勇敢な決断を下す人間であることを証明しており、好調ポロの独自のスピードとパス・センスはアーセナルの背後を突く効果的な武器となる可能性がある。
ヴィカーリオ、ポロ、ロメロ、ファンデフェン、ウドギ、サール、ビスマ、マディソン、クルゼフスキ、リシャルリソン、ソン
Lee Wilmot
アンジ・ポステコグルーのこれまでの短い任期のなかで最大の試合が、ファンなら誰もが勝ちたいと願うノースロンドン・ダービーだ。
正直に言えば、オーストラリア人指揮官が下すべき大きな決断はそれほど多くなく、チーム戦力はほとんどのポジションで選択肢が決まっており、それはスパーズのヘッドコーチとして素晴らしいスタートが切れている証拠でもある。
ガブリエル・マルティネッリがフィットしていれば、バックラインは私が変更を加えることができたポジションの1つだったかもしれない。しかし、このブラジル人は欠場が見込まれているので、今シーズンの大部分で見てきたのと同じ5人の守備陣を採用する。ペドロ・ポロ、クリスティアン・ロメロ、ミッキー・ファンデフェン、デスティニー・ウドギの4人の後ろにグリエルモ・ヴィカーリオだ。
もしマルティネッリがプレーしていたら、ポロではなくより守備的なエメルソン・ロイヤルを起用する選択肢もあったかもしれないが、状況を変える理由はほとんどないようだ。
その前に、パペ・マタル・サール、イブ・ビスマ、ジェームズ・マディソンのトリオが選ばれており、ロドリゴ・ベンタンクールが復帰するまでは固定となりそうだ。ウルグアイ人ミッドフィルダーが復帰が迫り興奮を覚えるが、同時に、出番を失うことが予想されるサールにとって厳しいことになるだろう。